ここのお店も、隣の店も、
探したのに見つからないのに
それでも探す気ですか?
それより僕と踊りませんか? さーあー♪
目的のものを探すのは難しい。
しかも、その"目的の物"が具体的でない場合はなおさら。
「なに言ってんの?」って?
様は、
「アップルのi何とかが欲しい!」とか、
「アディダスのclimaheatジャケットが欲しい!」とか、
「波平のストラップが欲しい!」とか、
具体的な物が限定されていない場合の事だ。
たとえば、
「なにか面白い本はないかな?」とか、
「いい感じの曲が入ったCDないかな?」とか、
「ふわっとして口当たりがよく、濃厚な割にはしつこすぎない、
それでいて上品な後味の一皿、そんな料理を口にしたい。」とか。
(恐らく三つ目のセリフを料理屋で言ったら、
その場でたたき出されるに違いない。)
ちなみに波平のストラップはこちら↓
http://eshop.fujitv.co.jp/product/item/4633
(…タマ貯金箱とどっちにするか悩むぜっ!)
っと、少々脱線したので話を戻す。
様は、「○○な何か、ないかな?」という欲望。
「こんな感じの物が欲しいけれど、それがどれか判らない。」という状況だ。
コレは極めて曖昧かつ切迫した状況で、
人類の存続の危機…とまではいかなくても、
経済活動の根幹を揺るがしかねないき問題なのだ。えらいこっちゃ。
なんで重大な問題なのか?
そう簡単に繋がらないからだ。生産者と消費者が。
たとえば、
「小さくても良いから、電池が長持ちするスマホが欲しい」とか、
「でかい柱時計がほしい」とかだったら、
マーケティングやら何やらを駆使して作り出せるかもしれないが、
面白いなにか、心地良いなにか、おいしいなにか、
とかなると、どうしようもない。
だって生産者はおろか消費者自身が、
求めているものが漠然としていてわかっていないのだから。
もしかしたらソレは既に世に存在していて、その人がたまたま知らない"何か"なのかもしれないし、
まだ世界に登場していなくて、発明家か誰かがこれから作る"何か"なのかもしれない。
さらに、「楽しい」とか、「面白い」とか、「美しい」とか、「心地良い」とかは、
人それぞれ感性が違うからだ。
つまりamazonのレビューでいくら星が多くても、
あなたとっては期待はずれになるかもしれないのだ。
私が書いたブックレビューに至ってはなおさらだろう。
(もちろん、多くの方が"いいね!"と感じている事は、
あなたも良いと感じる可能性は高いけれど。)
つまり私の投稿を読んで、腹筋が鍛えられる方がいるかもしれないし、
逆に「寒い、寒すぎる!」って思って凍死しかけて、
セントバーナードに救助されている方がいるかもしれない。日本なのに。グスン。
(参考画像)
http://book.geocities.jp/bnwby020/sentobanado.jpg
再び脱線しかけたので、安全運転を心がけつつ話を戻す。
ニーズやウォンツはあるのに、それが消費という結果に結びつかない。
消費者は欲求不満が募り、生産者も利益を得られない。
不幸な関係、残念な状態。
これがどんどん解消されれば、景気は足踏みから抜け出せるのだが...
(え、そんな単純な話じゃないって? ま、こまかい事は気にしちゃダメだぜ!)
なんでこんなこと書いたかって言うと、
最近は面白い本になかなかめぐり合えないからだ。
本の発掘に時間が掛かってしかたのない、
そんな今日この頃でした。