柿もみかんも色づき、秋の深さを感じさせます。
さて、いい相場展開となってきた株式マーケット。昨晩のNYダウも小幅高ながら19ドル高と連日で史上最高値を更新。強力に上値を指向する上昇相場は継続しています。
円相場が1ドル=114.50円前後とやや円高に振れたため、またここまで強力に上昇した後とあってシカゴ日経先物は1万6775円と週末の東京市場の日経平均株価の終値1万6880円よりも100円ほど安い水準となっていますが、前向きな意味でこれはいい一服と言えます。
どれだけ上げてきたか再確認してみますと、日経平均株価が底打ちしたのは10月17日(金)で、その日のザラ場安値は1万4529円。この度の上昇相場で高値を付けたのは11月4日(火)でこの日のザラ場高値は1万7127円。この間の立会日数は11日であり、この僅かな期間で値幅にして2598円、率にして18%近い大幅上昇を示現しています。
ちなみに、的中率の高い騰落レシオが69%と底値を示唆したのが10月17日であり、ドンピシャリ。翌日から相場は急騰開始となっています。加えて、「例年相場が底打ちするのは今頃であり、昨年は10月8日。一昨年は10月15日であり、今年もそろそろです」と申し上げてきましたが、今年もまた底打ちしたのは見事に10月です。
これを「理外の理」、アノマリーとも申しますが、合理的に説明することのできない株式相場の騰落パターンであり、これを知っておきますとしばしば株式投資で大きな儲けをもたらしてくれます。何しろ今年で3回連続大きな儲けに繋がった訳であり、このパターンは大方それ以前から続いているのです。
では、「他にどんな理外の理、アノマリーがあるのか?」となりますが、例えば「クリスマスラリー」、「餅つき相場」、「新春ご祝儀相場」、「節分天井」、「彼岸底」、「鯉のぼり相場」、「梅雨調整」、「サマーラリー」・・・等々ありますが、的中率が最も高いのは「秋に買って、春に売る」、これです。
どうやらこの度もその方向に向けて相場は動き始めています。もう一つ忘れて行けないのが「米中間選挙後の株高」であり、これも極めて的中率が高いです。