うーーん。やはり株の動向と実態は違いますよね・・
企業分析?は当たっているものの・・株動向という ○○さんにやられた感じです。
わたしが・・経済的に・・ビジネスマンとして失格なのかなーーと、
株含み損以上にショックうけてましたが・・
日経記事に下記の通り・・ちょっと ビジネスマンとしての嗅覚は大丈夫とわかり
安心しました・・ただ株取引では負けているので・・
いつも・・こう実態にあわせないで・・ちょっと ○○にならないとだめですね
では記事・・・
帝人は5日、シンガポール工場や徳山事業所(山口県周南市)の閉鎖を含むリストラ策を発表した。海外勢との競争で採算が悪化しており、直近の7期中、4期で構造改革によって最終赤字となる。記者会見した鈴木純社長は「改革をやり切る」と力説したが、リストラ後の成長への道筋が明確には見えてこない。
減損処理のために2014年4~9月期に416億円の特別損失を計上。15年3月期通期の最終損益見通しは従来の100億円の黒字から200億円の赤字とした。
リストラの柱は、CDのディスクや家電製品の外装材などに使われるポリカーボネート樹脂を生産するシンガポール工場(従業員数約200人)と、ポリエステル繊維の徳山事業所(同約100人)の両拠点の閉鎖だ。工場閉鎖は約20年ぶりとなる。
特にシンガポール工場の閉鎖が、最近の帝人の苦戦ぶりを象徴している。ポリカーボネート樹脂は安価な中国製品に押され続け、電気代などのコストがかさむシンガポール工場の製品は競争力が低下。4つの生産ラインのうち昨年10月に1つを止め、今年5月にはさらに1つ停止したばかりだった。
ポリカーボネート樹脂事業は3~4年前まで帝人の利益に貢献していた。しかし、大量生産などを武器にアジア勢が台頭。「海外勢にはコスト競争で勝てない」(鈴木社長)と判断した。市場の変化に迅速に対応できなかった。
帝人は本業のもうけを示す営業利益は確保しているものの、最近の最終赤字累計は約1300億円に上る。過去の改革策で今回と同様に「抜本的」という表現をつかったが、リストラ発表は途絶えていない。
背景にあるのは川上分野重視の意識を変えられないことだ。繊維であれば「糸売り」にこだわり、装置産業特有の「工場稼働率を意識した経営」(鈴木社長)に走りがちだった。競争環境が激変するなか、消費者のニーズを的確にとらえきれていない。東レが「ユニクロ」のファーストリテイリングと提携して繊維事業を伸ばしているのとは対照的だ。
帝人は今回、リストラと同時に「汎用品に頼る従来型ビジネスからの脱却」を掲げた。既存事業を柔軟に組み合わせてビジネスチャンスを獲得する狙いだが、すでに手掛けているテーマでもあり新味には乏しい。止血後の成長戦略を明示できていないことが、稼ぐ力を取り戻せていない最大の原因。
「今回の抜本的な構造改革で、経営課題への対応策は出し尽くした」。普段は笑みを絶やさない鈴木社長も記者会見では硬い表情を崩すことなくこう語った。学ぶ姿勢を忘れずに実績を積み上げていくことでしか、その言葉を証明することはできない。