同社は首都圏1都7県（群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、 東京都、千葉県、神奈川県、山梨県）、 静岡県の富士川以東の 地域を独占的に事業地域とする電力会社。 福島第一原発事故による巨額賠償負担や廃炉費用で経営悪化。 復旧及び賠償のために、 日本国政府による公的資金が注入され、 原子力損害賠償支援機構が大株主となり、 公的管理下において経営再建を目指す、大型規模の国策絡みの再建企業です。 「日銀バズーカ砲」⇒「アベノミクスの再期待」⇒「東電の再生・原発の安全性は東京五輪に向けて 絶対にクリアにしないといけない、アベノミクスの宿命」であります。 四季報の通期予想 +500億。市場の通期予想 +1,072億7,500万。 先日、会社側が発表した３Ｑ決算は+2,428億3,600万。 ３Ｑの段階で市場予想を大きく上回りました。 信用倍率9.74倍に対して貸借はなんと1.19倍と需給は大幅に好転。空売りが踏まれています。 月足のＲＳＩはなんとたったの「28.37」と超売られ過ぎ水準。目先は400円～420円台の値固めから まずは5月の高値445円を明確に上抜けれるかどうかがポイントとなります。年初来高値は519円。 同社株に関しては、政府側としては東京オリンピックに向けての原発に対する安全確保。 そして様々な莫大な利権が絡んでいる大企業でもありますから長期的には何としても 完全復活させないといけないという思惑も絡んできます。 しかしながら毎度、突如に放たれる原発に関する報道で急降下することもある難癖の悪い動きも特徴的であることから、 同社株に関しては目先の値動き・短期売買に徹して注目されるか、それとも長期での復活を見据えての注目かで、 各々の注目の仕方で、株価の見解が変わります。
