本日の日経平均株価終値は+755円の16,413円と暴騰しました。TOPIXも+54.74の1,333.64ポイントと暴騰しました。
昨晩の米NY株式市場は反発。発表された第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値が前期比3.5%増と市場予想を上回りました。週間失業保険給付申請件数は小幅増加しましたが基調は労働市場の堅調ぶりを示す形となり、これを好感し買いが広がりました。また日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用資産のうち国内債券の比率を下げ、国内外の株式の比率を上げる見通しだとの一部報道も支援材料になりました。
東京株式市場は、米NY株式市場は上昇し、為替は円安が更に進行、シカゴ平均株価先物も高く回ってきたことから、買い優勢で取引が始まりました。
日経平均株価は+159円の15,817円と高い位置で取引を開始いたしました。寄付き後も買い優勢の展開は続きジリ高の動きとなり+263円の15,921円で前場の取引を終えました。後場に入り日銀が追加緩和を賛成多数で決定したことを受け急上昇、円安進行とともに先物に大量買いが流入し暴騰、+755円の16,413円で本日の取引を終えました。
日経平均株価の中期基調は上向き継続。短期基調も上向き継続となっております。日経平均株価の日足は窓空け大陽線を形成しております。「三空」です。
市場では「日銀が金融政策決定会合で追加緩和を決定。長期国債買い入れ額を年間80兆円に増額するほか、ETF買い入れ額を年間3兆円、リート買い入れ額を年間900億円にそれぞれ増やす。またETF買い入れにJPX日経400連動を対象に加えるとしているし、ポジティブ・サプライズとなった」などと指摘されております。
日経平均株価は「半値戻し」どころか「全値戻し」となりました。しかも9月25日の高値16,374円を上抜け高値更新、終値では2007年11月2日以来となる7年ぶりの高値水準まで上げてきました。
本日の更なる上昇から過熱感がさらに高まりました。連休明けからは『戻りいっぱい、過熱感の高まり』から調整開始の流れが始まることが予想されます。強気の「買い」は注意が必要と言えます。
しかし、今週描いたこの週足大陽線は日経平均株価の基調を強くしました。予想される調整後は強い相場が期待されます。波乱の10月相場となりましたが、連休明けから11月の相場がいやおうなしにスタートいたします。前半調整、後半大幅高の動きを予想しております。儲けていきましょう。