yuhsanさんのブログ
1-10 目的と目標をはっきりさせましょう
「株式投資の目的は?」と聞かれたら、「株で儲けることです」と答える人がほとんどです。でも「なんのために儲けるの?」となると、千差万別です。中には目的を持たないでただ「面白そうだから」とか「人に勧められたから」という人もいるかも知れません。
なにごとも新しいことを始めるにあたっては、はっきりした目的を持つことが必要ですが、特に株式投資に当たっては、このことが重要になります。投資の成果を挙げるには、長い時間が必要になり、その間には相場の浮き沈みとともに、資産も大きく変動しないとも限りません。そんなときに初心に帰って、投資の目的を確認し、投資を続ける気持ちを持ち続けることが大切です。
投資法の基本は、相場の流れに合わせて、いい株を安いときに買い、長期に保有することにつきます。そうして、究極の目的である配当金で生活できるまでに資産を増やすことです。
目的は決まったとしても、その目標を達成するための数値目標はどう決めたらいいのでしょうか。
短期間に高い目標を設定するのは簡単ですが、いくら努力しても達成できない目標では、夢の目標になるだけで、途中で投げ出してしまう原因になってしまいます。株式投資にはリスクとリターンがついてまわります。高い目標を設定すれば、達成には大きなリスクを覚悟しなければなりません。株式投資の場合には、運不運という予測できない条件までついているのです。目標は、「努力して達成できる高めの数値」というのが、目標管理方式の鉄則です。
「波乗り投資法」では、目的を達成するための数値目標として、
第1期 45歳までに1,000万円を貯めること
第2期 65歳までに5,000万円に増やすこと
第3期 退職後は1億円を目標としますが、安定した配当金で豊かな生活を送ること
としています。
とはいっても、資金も時間も無限ではありません。限られた時間の中で、資金を最大限に増やすために、なにが必要なのでしょうか。
株で生活するには、売買益と配当金とがありますが、もちろん配当金で生活することです。そのためには、5,000万円以上の株資産を持ち、年間配当が100万円以上あることが最低の目標になります。いい株を相場の流れに乗って、長期に持ち株数を増やしてゆけば可能になりますが、それには、この目標をなんとしても達成する決意と強い意思が求められます。
老後は、年金だけでは最低の生活もあぶないかもしれません。株式からの配当金が豊かな生活と安心を保証します。時間を無駄に使ってはいけません。早ければ早いほど、あなたは豊かな老後を送れます。
株式投資は、退職してからでは遅すぎます。少しでも早い時期から株に親しみ、やり始めたら、全財産を株に投じる覚悟で、株で生活する計画を持ちましょう。そして、配当金で豊かな老後を送るのです。
日本の金持ちの比率は、世界で一・二だそうです。1億円以上を持っている資産家は、100人に1人の割合でいるそうですからびっくりです。円高で押し上げられた見せ掛けの数字かも知れませんが、金持ちが高年齢層に偏っているところをみると、バブルを利用して株で資産を増やし、お金持ちになった人も多かったのではないかと思います。