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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株
16677.90(+216.58)△1.32%
□ナスダック
4452.79(+ 69.94)△1.60%
□S&P500
1950.82(+ 23.71)△1.23%
□ダウ輸送株
8486.36(+174.20)△2.10%
□半導体株(SOX)
605.64(+ 8.71)△1.46%
□NY原油先物(12月限)
82.09(+ 1.57)
□NY 金先物(12月限)
1229.10(-16.40)
□バルチック海運指数
1155 (+19)
□為替
(対ドル)108.25
(対ユーロ)136.90
□CME日経225先物
15365(+225)※大証比
23日のNY株式市場は、世界的な景気減速懸念が和らいだことや好調な企業業績を好感して買いが入り大幅に反発しました。
中国やユーロ圏の10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が前月の確報値から改善したことにより世界的な景気減速懸念が後退したところに、工業製品・事務用品のスリーエムや自動車のゼネラル・モーターズ(GM)、建機のキャタピラーなどが好調な決算を発表したことでリスクを取る動きが強まりました。
週間の新規失業保険申請件数は前週比で増加しましたが、4週間移動平均が2000年5月以来およそ14年5カ月ぶりの低水準となったことや、民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した9月の景気先行指数が市場予想を上回ったことなども支援材料となり、主要指数は大幅反発で取引を終了しています。
S&P業種別指数では、資本財、エネルギー、ヘルスケア、テクノロジーなどが上昇した一方、通信と生活必需品が下げました。
個別銘柄では、増収増益決算の発表と同時に業績見通しを上方修正したキャタピラーが買われ大幅高。好決算を手掛かりにスリーエムも上昇。大幅増益決算を発表したアメリカン航空が買われ、デルタ航空も上昇。ハイテク株にも買いが波及しグーグルやマイクロソフト、シスコシステムズなど主要大型株が軒並み上昇。アップルは5日続伸の104ドル83セントで終了し上場来高値を更新。交流サイト(SNS)最大手のフェイスブックも終値で80ドルに乗せ上場後の高値を更新しています。
リコール関連支出の一巡で3四半期ぶりに増益に転じたGMは序盤の買いが続かず下落しましたが、決算発表を控えたフォードは終日堅調に推移。ダウ採用銘柄で通信大手AT&Tは減益決算が嫌気され下げたものの、株価水準が低いためダウへの影響は限定的でした。引け後に決算発表を控えたネット通販最大手のアマゾンは前日終値付近で取引を終了しましたが、決算発表後の時間外取引で急落しています。
ダウ構成銘柄では、キャタピラーを筆頭にスリーエム、メルク、ユナイテッド・テクノロジーズ、アメックスなど26銘柄が上昇。一方、AT&Tが下げ、プロクター&ギャンブルやベライゾン、デュポンが軟調でした。
NY原油先物は、米株の上昇やサウジアラビアが9月の市場への原油の供給を絞ったことが買いを呼び反発。リスク回避ムードが後退したことにより金先物は続落となりました。バルチック海運指数(BDI)は5営業日連続の上昇で、9月15日以来約の高水準となっています。
CME日経225先物は、円建ては15365(大証比225円高)、ドル建てが15405(同265円高)で取引を終了しました。
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【2】主な注目材料とニュース **
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☆注目材料
= NYダウ、大幅高! =
昨晩のNYダウは大幅高、前日比216ドル高の1万6677ドルとなっています。
シカゴ日経平均先物は1万5365円と昨日の東京市場の日経平均株価1万5138円と比べて230円ほど高い水準となっています。
今朝6:28の円相場は、対ドルで1ドル=108円25銭前後(昨日16:00台は107円24銭)と大幅に円安が進行しています。米長期金利の上昇を受け、日米金利差拡大から円売り・ドル買い(円安・ドル高)の動きとなっています。
対ユーロは1ユーロ=136円90銭前後(同135円32銭)と大幅な円安に振れています。
NY原油は、前日比1.57ドル高の1バレル=82.09ドルとなっています。サウジアラビアの9月の市場への原油供給量が前月比で減少したことや、中国とユーロ圏の10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値がともに前月から上昇したことを好感し、買いが入っています。
NY金価格は、前日比16.4ドル安の1トロイオンス=1229.1ドルと2日連続で値下がりしています。10日以来、約2週間ぶりの安値水準となっています。
昨日の日経平均株価は、前日比56円安の1万5138円となっています。
東証1部の売買代金は1兆7730億円と12日ぶりに2兆円を下回っています。
東証が昨日発表した10月第3週(10月14日~10月17日)の投資部門別売買動向を見ますと、外国人投資家は3週連続で売り越し、売越額は4076億円(前週は3370億円の売り越し)となっています。8月第1週(4571億円の売り越し)以来、約2ヵ月半ぶりの高水準です。
一方、個人投資家は4週連続で買い越し、買越額は3874億円(前週は2930億円の買い越し)となっています。8月第1週(4508億円の買い越し)以来、約2ヵ月半ぶりの高水準となります。年金基金の動向を反映する信託銀行は2週連続で買い越し、買越額は1894億円(前週は1265億円の買い越し)となっています。
日立製作所は昨日引け後に、中間期(4~9月)の連結業績予想を上方修正しています。売上高は従来予想4兆4500億円→今回4兆4900億円(前年同期比0.4%増)と増収に転じ、営業利益は1850億円→2140億円(同23.4%増)と上期として直近ピークだった10年4~9月期(2180億円)に匹敵する水準へと引き上げています。国内のIT関連、海外向け昇降機、鉄道インフラなど幅広い分野で需要増を取込んでいます。
本日は、気象庁から3ヵ月予報(11月~来年1月)が発表されます。前回(9月24日)発表した3ヵ月(10月~12月)と寒候期(12月~来年2月)の予報では、今冬の平均気温は西日本(近畿、中国、四国、九州)と沖縄・奄美が平年並みか高く、寒い冬になる可能性は低いと予想しています。北日本(北海道、東北)と東日本(関東甲信、北陸、東海)の気温は、ほぼ平年並みになると見込んでいます。
中間期(4~9月)決算発表で本日は野村総研、ファナック、カブドットコム、第3四半期(1~9月)決算発表で中外製薬などが予定しています。
海外では、7~9月期の韓国GDP、EU首脳会議(2日目・最終日、ブリュッセル)、7~9月期の英GDP、9月の米新築1戸建て住宅販売件数の発表などが予定されています。その他、前日に続きインド市場が休場(ヒンズー教新年祭)となります。明日(25日)は、環太平洋経済連携協定(TPP)閣僚会合(~27日、シドニー)が予定されています。
米主要企業の決算発表で、今晩はフォード、P&G、UPSなどが予定しています。
◆主なニュース
・トヨタ、営業最高益 4~9月期、マツダ・富士重も
・ビール系、酒税差圧縮 政府・与党「第三」など上げ
・マイナス金利、異例の領域 新規発行の国債で初めて
・富士フイル「チェキ」3割増産 今期販売1.5倍に
・コマツ、油圧ショベル自動運転 日米欧に市場に投入
・ホンダ、5度目リコールは焦りの代償 役員報酬返上
・伊藤忠、ベトナム国営繊維出資 日米欧向け輸出強化
・タカタ、エアバッグ欠陥問題 国内外で影響が広がる
・中国共産党「法治」推進で統制強化 4中全会が閉幕
・原油安、産油国財政に打撃 ロシアは赤字に陥る恐れ
◆経済指標等
・中国主要都市新築住宅価格(9月)
・英GDP(7~9月期速報値)
・米新築住宅販売件数(9月)
◆その他
・3カ月予報(気象庁)
・主な決算
中外薬(4519:ロシュ傘下の医薬品大手)
ファナック(6954:工作機械用NC装置や産業用ロボ)
カブコム証(8703:ネット証券専業大手)
・海外決算
プロクター&ギャンブル(日用品)
UPS(物流)
フォード(自動車)
・EU首脳会議(ブリュッセル、24日まで)
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【3】心に残る名言 **
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各人はその考え次第で幸福にもなり、不幸にもなる。
他人が見てそう思う人ではなく、自分がそう思う人が満足なのである。
モンテーニュ