日経平均は、三空の窓の一番下の窓を埋める勢いで反発しましたが、これは、米国や欧州の株式市場の反発と円安というダブルの効果から、若干勢いが良かったのだと思っています。
200日ラインで頭を押さえられた感じですし、米国株が反落すれば、日本株もつれ安になるでしょうし、まだ調整は完了しているとは言い難い状態ですね。
一旦、200日ラインを数日上下して、15150円を明確に上に離れて、ようやく1/3戻しで、前の日記に記載した半値戻しは15450円とかなりハードルが高いのです。その前に出来高の多かった15300円のラインもありますので、もう暫くは14500-15100円でのアップダウンはあるでしょうね。
先週末に購入していた株式と日経平均先物ミニは、今日はすべて売却しました。一回は、14500円に向けた下げがあるでしょうし、何と言っても、米国株は「ちゃんと調整した気配が無いチャート」となっています。米国の景気は力強いともいえる訳ですけど、上がり続ける相場はないので、大きな値幅でなくても、形の上ではもう少しちゃんとした「調整」が必要なんだと思いますが、現在は高値圏でのアップダウンのように見えます。
日本株もつれ安に巻き込まれる可能性があるので、現時点での株式投資比率は30%程度が基準でいいと思います。
私は、トヨタの現物株以外は、再度、全て売却しました。トヨタは円安敏感株と日本を代表する、日経平均連動株、そして業績に安心感があるという理由で、保持しています。もっとも、下がりそうな時は、現物株と同数を信用売りして、いわゆるつなぎ売りで、実質的な値下げの影響は受けないようにしています。
今週いっぱい、長くても来週を乗り切れば上昇トレンドの確認ができるようになるのではないかと思っていますが、利益確定してしまったのて、今週は火曜、水曜と下がって買い場を提供して欲しいと勝手にねがっていますが、どうなるでしょうか?
安倍政権、女性閣僚が辞任に追い込まれましたが、当初は影響が少ないように見えても、基盤が盤石ではないのは、消費税の引き上げ判断を先延ばしするような弱気の発言が出始めたのと、偶然ではないでしょう。
やはり、一旦、日本株は再調整を伴う仕切り直しの上で、ゆっくりと上昇トレンドに戻って欲しいものです。
(SPE)