ハッピーマンデー制度が始まった2000年以降、「体育の日」は10月の第2月曜日ということになっていますが、それ以前は東京オリンピックの開会式が行われた10月10日が体育の日でした。
1964年に東京オリンピックが開催されてから今年はちょうど50周年。その節目の年に、次の東京オリンピック(2020年)に向けた抱負が語られているというところに、感慨深いものを感じます。
ところで、世界小売業者会議(ワールド・リテイル・コングレス)は毎年、リテール(小売)ビジネスにおいて過去1年間で世界的に最も顕著な成果を残したと評される企業に「リテーラー・オブ・ザ・イヤー」を授与しています。
過去には「ZARA」ブランドを擁するスペインのインディテックスやネット通販の米アマゾン、スーパーマーケットの米ホールフーズなが受賞しており、先日発表された2014年の「リテーラー・オブ・ザ・イヤー」には「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが選ばれています。
ちなみに、ユニクロのように、流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界規模で大量生産して販売するファッションブランドを「ファストファッション」と呼びます。
また、自ら製品を企画・開発し、自社製品として外部に委託生産させ、物流、在庫管理、販売までを一貫して手掛ける事業モデルを「スペシャリティーストア・リテーラー・オブ・プライベート・レーベル・アパレル」と呼び、一般的には略語の「SPA」が使われます。
売上高で世界No.1のSPAは「ZARA」のインディテックス、2位がスウェーデンのヘネス&マウリッツ(H&M)で、この2社が2強。3位がSPA元祖の米ギャップ、そして1980年代後半に米ギャップをモデルにSPAを導入したファーストリテイリングが世界4位につけています。