ゆきママさんのブログ
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【新味に欠けて失望売り】日銀金融政策&黒田総裁記者会見
ちょっと遅くなってしまいましたが、今日の日銀イベントについてまとめていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
まぁタイトルにもあるように目新しい材料が無かった事で、改めて円買いに傾くという結果になってしまいました。海外勢は多少期待していたんでしょうかね(ノ∀`) アチャー
政策は現状維持で、記者会見でも新材料なく… 今日は昼過ぎの記事にも書いたように、黒田総裁が参議院予算委員会に出席したことで会合が一時中断し、いつもよりは遅めの発表となりました。
一部海外勢からはサプライズ期待もあったようですが、当面の金融政策については当然の如く現状維持の据え置き判断となっています↓
■13:54(日)日銀・金融政策発表(要旨)
・資金供給量(マネタリーベース)を年間60~70兆円増加させる(据え置き)
・(景気判断)駆込需要の反動で生産面を中心に弱めの動き(下方修正)
・(海外経済)一部に緩慢さを残しつつ先進国を中心に回復している(据え置き)
・(輸出)弱めの動きとなっている(据え置き)
ほぼ現状維持となっていますが、足元の景気について「基調的には緩やかな回復を続けている」としながらも、「生産面を中心に弱めの動きが見られている」という一文が付け加えられて、実質的には景気の情勢判断を下方修正したと言えそうです(*゚Д゚)φ))ナルホド!!
その他に目立った変更はなく、日銀の強気シナリオは継続といったところですが、一部メンバーからは反対意見も出ています。
まず、白井委員が予想物価上昇率の記述について、「全体として上昇しているとみられる」との現状維持することについて反対し、「足元では横ばいになっている指標が多くなっているものの、やや長い目で見れば上昇傾向が続いている」と表現すべきとしています。
また、木内委員より、2%の「物価安定の目標」の実現は中長期的に目指すとしたうえで、「量的・質的金融緩和」を2年間程度の集中対応措置と位置付けるとの議案が提出されたとのことです。
いずれも反対多数で否決されたものの、ここ最近は日銀メンバー内からも異論がたびたび出るようになってきましたね( ´゚д゚)(゚д゚` )ネー
特に木内登英審議委員の提案は、要は2年で2%の物価上昇目標というのを放棄する敗北宣言に他ならないわけです。あくまで異次元の金融緩和というのは2年間程度の集中対応措置で、2%のインフレターゲット達成を目的としたものではないとするものですからね。
つまり、2年間という期間を撤廃して、中長期目標と定めるべきではないかという話ですから、かなり思い切った提案というか、それだけ日銀の描いた台本からブレてきているということなのでしょう(o-´ω`-)ウムウム
う~ん、海外勢が指摘するとおり、そろそろ日銀が動き出してもおかしくない状況ではあるはずなのですが、当の日銀の腰が重く、今回もほぼ据え置きとなってしまいました。
この結果を受けて、市場は一旦は円買いという反応を見せてドル・円相場は押し下げられてしまいました↓
そして注目の黒田総裁の記者会見は以下のとおり↓
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通貨ペア:
ドル/円 -
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