■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

ヒロろんさん

 本日の日経平均株価は+182円の15,890円と続伸いたしました。TOPIXも+13.86の1,296.40ポイントと続伸いたしました。
 先週末の米NY株式市場は大幅高。朝方発表された9月の米雇用統計が非農業部門の雇用者数が24万8000人増と予想を上回り、失業率も5.9%と6年ぶりの水準に低下したことを受け、金融株やヘルスケア株を筆頭に幅広い銘柄が買われ大幅上昇で終了、S&P500は8月以来の大幅上昇となりました。

 東京株式市場は、9月米雇用統計が予想を上回る内容だったことで先週末の米NY株式市場は大幅上昇、為替も円安進行、シカゴ平均株価先物も高く回ってきたことから、買い優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は+174円の15,882円と高い位置で取引を開始いたしました。寄付き後はもみ合いながらも上げ幅を拡大し+203円の15,912円で前場の取引を終えました。後場に入ると14:10に15,970円まで買われた場面がありましたが、少し上げ幅を縮小、結局+182円の15,890円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調も下向き継続となっております。日経平均株価の日足は高寄り十字線を形成しております。
 市場では「先物高から裁定買いが入り上げ幅が拡大している。裁定残は依然高水準であり需給面では先行き懸念が残る」「外部環境が良好なことに加え、政策期待も支えになっているが、急激な円安によるマイナスの影響も予想される。10月下旬から始まる決算発表を見極めるまで本格的には動きにくく、相場は踊り場の局面だろう」などと指摘されております。

 さて、日経平均株価ですが+182円の15,890円と続伸いたしました。今日の動きで「下落も終了した。強気だ!」と強気な見方も多くなっております。しかし明日以降の動きが重要です。はたして先週の下落で下げは終了なのか?あるいは、金⇒月のこの上昇が「初戻り」となり、リバウンド一巡後は再下落開始となり下落第2波動となるのか?米NY株式市場の戻りが大きかっただけに「前者」の可能性も否定できませんが、判断に迷う場面です。
 引き続き調整相場が続くと予想。強気の「買い」には注意して、はっきりとするまで慎重姿勢継続となります。
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