■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

ヒロろんさん

 本日の日経平均株価は-420円の15,661円と暴落し、9月17日以来約2週間ぶりに16,000円台を割り込みました。TOPIXも-38.06の1,280.15ポイントと続落いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は大幅続落。米国内で初のエボラ出血熱感染者が確認されたことが嫌気され、NYDOWなど主要株価指数が軒並み1%強下落する全面安の様相となりました。 エボラ出血熱感染確認から航空株など運輸株が売られNYSE・ARCA航空株指数は3.1%安と1月以来の大幅な下げを記録、DOW運輸株指数も2.5%安と2月以来の下げ幅となりました。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場は大幅続落、為替も円安一服となり、シカゴ平均株価先物も大きく売られ回ってきたことから、売り優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は-187円の15,895円と水準を大きく下げて取引を開始いたしました。寄付き後も売り優勢の展開は続き下げ幅を拡大し-266円の15,815円で前場の取引を終えました。更に後場に入り、もう一段強く売られる形となり、結局-420円の15,661円の大幅安で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は下向きに転換。短期基調は下向き継続となっております。日経平均株価の日足は下場放れ大陰線を形成しております。
 市場では「特に新たな悪材料はないが、ECB理事会などを控え一段と見送りムードが強まっており、押し目買いが入りづらい状況のなか売られた」「断続的な先物売りが裁定解消売りを誘発。信用取引の追い証発生も懸念され連鎖的な下げになっている。世界景気の先行き不透明感などから一時的にリスク資産のウエートを落とす動きがみられる」などと指摘されております。
 引き続き、下落歩調の動きが予想されます。まだ下げは始まったばかりです。強気の「買い」には注意が必要です。慎重姿勢継続となります。
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