概況

ヒロろんさん

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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
17113.15(+167.35)△0.99%

□ナスダック       
4512.19(+ 45.44)△1.02%

□S&P500      
1982.85(+ 16.86)△0.86%

□ダウ輸送株       
8484.91(+100.17)△1.19%

□半導体株(SOX)    
643.34(+  7.92)△1.25%

□NY原油先物(11月限)  
93.54(+ 1.01)

□NY 金先物(12月限)
1215.40(- 6.50)

□バルチック海運指数   
1049   (+11)

□為替      
(対ドル)109.27 
(対ユーロ)138.58

□CME日経225先物 
16365(+ 95)※大証比



 先週末26日のNY株式市場は、GDPの上方修正や企業の好業績を手掛かりに大きく反発しました。

 米商務省が朝方発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)確定値が前期比年率4.6%増となり、改定値(4.2%増)から上方修正されたことや、ミシガン大学調査の9月の消費者態度指数確報値は速報値から修正はなかったものの14カ月ぶりの高水準だったことから米景気の先行きに楽観的な見方が広がりました。

 好調な企業業績の発表が相次いだことや、前日の大幅安の反動で目先の戻りを期待した買いも入り主要指数は上げ幅を拡大。ダウの上げ幅はおよそ1カ月ぶりの大きさとなりました。

 S&P業種別指数は全10業種が上昇。エネルギー、テクノロジー、一般消費財、金融などが上昇率上位となっています。

 個別銘柄では、前日夕に好決算を発表したスポーツ用品のナイキが12%高でダウの上昇をけん引。ナイキ1社でダウを62ドル押し上げました。同じく好業績を手掛かりに半導体のマイクロン・テクノロジーが大幅上昇。「iOS8」修正版の配布を再開し、新型アイフォーンの筐体の強度について通常の使用であれば問題ないことを改めて主張したアップルも反発しました。

 投資ファンドによる株式の大量保有が明らかになったヤフーが上昇。投資ファンドはヤフーに対しやAOLとの戦略的提携を提案していると伝わり、AOLも思惑買いで上昇しています。米債券運用大手ピムコの創業者で「債券王」として知られるビル・グロス氏の移籍が明らかになった資産運用のジャナス・キャピタルが急騰しました。

 ダウを構成銘柄は、ナイキを筆頭にシスコシステムズ、アメリカン・エクスプレス、エクソンモービルなど26銘柄が上昇。ジョンソン&ジョンソンは変わらず。ファイザーとメルク、スリーエムの3銘柄が下げました。

 NY原油先物(WTI)は米GDPの上方修正を好感して反発。金先物は反落。バルチック海運指数(BDI)は4営業日ぶりに反発しました。

 CME日経225先物は、円建ては16365(大証比95円高)、ドル建てが16395(同125円高)で取引を終了しました。





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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 先週末のNYダウは大幅高、前日比167ドル高の1万7113ドルとなっています。

 シカゴ日経平均先物は1万6365円と26日(金)の東京市場の日経平均株価1万6229円と比べて135円ほど高い水準となっています。

 週末のNY市場の円相場は、対ドルで1ドル=109円25銭~35銭(26日16:00台は109円06銭前後)とやや円安に振れています。一時109円54銭を付け、08年8月29日以来、約6年1ヵ月ぶりの円安・ドル高水準となる場面がありました。

 26日(金)に発表された4~6月期の米GDP確報値が改定値から上方修正されたことを受け、米景気の先行きに楽観的な見方が広がり、米長期金利が上昇。日米金利差拡大から円売り・ドル買い(円安・ドル高)の動きとなっています。

 対ユーロは1ユーロ=138円55銭~65銭(同138円89銭前後)で推移しています。

 NY原油は、前日比1.01ドル高の1バレル=93.54ドルとなっています。好調な米経済指標やNY株高を背景に、原油需要の拡大期待から買いが入っています。

 NY金価格は、前日比6.5ドル安の1トロイオンス=1215.4ドルとなっています。終値ベースで13年12月31日以来、約9ヵ月ぶりの安値水準となっています。


 26日(金)の日経平均株価は、前日比144円安の1万6229円となっています。9月期末の配当権利落ち分(90円程度)を考慮しますと、下げ幅は実質54円前後となります。

 = 外国人、3週連続で買い越し =

 東証が26日発表した9月第3週(9月16日~9月19日)の投資部門別売買動向を見ますと、外国人投資家は3週連続で買い越し、買越額は2816億円(前週は379億円の買い越し)となっています。4月第1週(3923億円の買い越し)以来、約5ヵ月ぶりの高水準となっています。年金基金の動向を反映する信託銀行は8週連続で買い越し、買越額は172億円(前週は558億円の買い越し)となっています。

 一方、個人投資家は6週連続で売り越し、売越額は3407億円(前週は2498億円の売り越し)となっています。6月第1週(4380億円の売り越し)以来、約3ヵ月ぶりの高水準となっています。

 今週の主な国内経済指標・行事として本日は臨時国会召集(~11月30日)。30日(火)は8月の家計調査、8月の完全失業率、7月の有効求人倍率、8月の鉱工業生産指数、8月の自動車生産台数、8月の新設住宅着工戸数。10月1日(水)は9月の日銀短観、9月の新車販売台数。2日(木)は日銀から「生活意識に関するアンケート調査」の結果発表などが予定されています。

 主な企業の決算発表で、本日はWNIウェザ、しまむら。30日(火)は西松屋チェ、スギHD。10月1日(水)は良品計画。2日(木)はキューピー、7&iHD、不二越。3日(金)はオンワード、チヨダ、ユニーGHDなどが予定しています。
 
 海外では、今晩は8月の米個人所得・消費支出、8月の米中古住宅販売仮契約。30日(火)は8月のユーロ圏失業率、7月の米S&Pケース・シラー住宅価格指数、9月の米消費者信頼感指数(コンファレンスボード)。10月1日(水)は中国市場(~7日、国慶節)、香港市場(~2日、本日は国慶節、2日は重陽節)が休場、9月のADP全米雇用報告、9月の米ISM製造業景気指数、9月の米新車販売台数など。

 週後半の2日(木)は中国、香港、インド市場が休場(~6日、2日はマハトマ・ガンジー誕生日、3日はヒンズー教デサラ祭)、欧州中央銀行(ECB)理事会、8月の米製造業受注。3日(金)は中国、インド、韓国市場(開天節)が休場、9月の米雇用統計、8月の米貿易収支、9月の米ISM非製造業景気指数の発表などが予定されています。



◆主なニュース

・政府、介護職員15年度から賃上げへ 月1万円程度

・日本企業、格上げ相次ぐ 4~9月20社、好業績で

・国慶節、中国人客に期待 大型連休へ日本で商戦熱気

・中国電、西日本全域に販路 電力の越境販売が本格化

・イオン、営業益4割減 3~8月期、増税・悪天候で

・ボールペンでも液晶パネルに文字入力 シャープ開発

・丸井、渋谷に専門店ビル 大人に的、衣料中心を転換

・大和ハ・住友林、豪州で住宅地開発 230億円投資

・富士フのインフル薬、エボラ患者初投与 フランスで

・東シベリアの天然ガス、日本に輸出せず ガスプロム



◆経済指標等

・貿易統計(9月上旬、財務省)

・自動車生産販売実績(8月、各社)

・米個人所得(8月)

・米個人消費支出(8月)

・米仮契約住宅販売指数(8月)


◆その他

・臨時国会召集

・決算発表 
ウェザーニューズ(4825:民間気象情報で世界最大手)
      
ヒマラヤ(7514:一般スポーツ、ゴルフ用品等の小売り)
      
象印マホービン(7965:調理用家電等の専業大手)




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【3】心に残る名言                        **
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最もよく人を幸せにする人が最もよく幸せになる。


               
立石 一真(オムロン創業者)
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