悪知恵というものもあるが、知恵は行動を司る。
先週は6年ぶりの円安ドル高、そして日経平均株価は5日続伸して約8か月ぶりの高値を付けた。含み益が膨らんでいることは喜ばしいことである。さてこの含み益をどう投資家が処理するかの読みが必要だ。
今週はFOMCで示される金融政策に焦点が当てられよう。米国金利が上昇となれば、円安が一段と加速することになる。株価上昇要因となる。
一方、マイナス材料としては米国の空爆、スコットランドの英国からの独立を問う住民投票、売り一巡後に再び円安が進めば、輸出企業の業績上振れ期待が広がり高値を目指す展開となる。これがベストシナリオということになるだろうが、実際のディールにおいては正しい”知恵”をもう少し働かせる必要がありそうである。
連休も最終日だ。
今日の一言:知恵は行動を司り、行動は知恵の働きである。