証券用語に”踏み”という言葉がある。これは株価の値下がりを予想し、信用取引で売建てていたが、予想に反して株価が値上がりしてしまい、損をすることを承知の上で、買戻しすることを意味する。
動詞的につかうと、「踏む」という。信用残高を見ながら、踏み上げ相場を腕力で作り出す輩もいる。
ちなみに、買った株を損して売ることを「投げ」という。「踏み」や「投げ」を誘う相場形成は何処かに異常さ感じることがあるだろう。そこは忍耐を必要とするところだ。この判断を誤ると実損となってしまう。
相場とはなかなか一筋縄にはいかないもの。しかし、”踏み”や”投げ”はあまりしないようにしたいものである。
今日の一言:踏まれても根強く忍べ福寿草。忍耐ありて吉運となる。