来週の月曜日は「敬老の日」ですので、参考までに長寿の節目をいくつかご紹介させていただきます。
【還暦】 数え年61歳で、十干(じっかん)十二支(じゅうにし)の「六十干支(ろくじっかんし)」が一回りし、もう一度生まれた時の干支を迎えること。本卦還り(ほんけがえり)とも言います。
【古稀】 70歳
杜甫の詩「人生七十、古来稀なり」から。
【喜寿】 77歳
喜の草書体が、七十七に見えるため。
【傘寿】 80歳
傘の略字が八十とも見えるため。
【米寿】 88歳
米の字を分解すると八十八となるため。
【卒寿】 90歳
卒の略字は、九と十を続け書きするため。
【白寿】 99歳
百の字から一をとると白になるため。
【紀寿】100歳
百年は1世紀。百寿(ももじゅ)とも言う。
【茶寿】108歳
茶の字の草かんむりは「十十」で二十、下の部分の縦書きされた「八十八」を足して108。
さらに111歳が「皇寿」(川寿または王寿)、112歳が「珍寿」、118歳が「天寿」、120歳で「大還暦」と続きます。
なお、厚生労働省が行った調査によりますと、今年9月1日の時点で全国の100歳以上の高齢者は前年比4423人増の5万8820人で、44年連続で過去最多を更新しています。
ちなみにこの調査が始まった昭和38年(1963年)の100歳以上の高齢者は全国で153人でした。近年は毎年3千人から4千人ほど増え続けているそうです。
敬老の日は「老い」について考える良い機会です。当たり前ですが、老齢に達した人も若かりし頃がありました。育てられ、結婚をし、子供を育て、幾たびの困難があり喜びがあり、他人に言えない悩みや苦しみも当然あったでしょう。
いつの間にそんなに偉くなったのかと思えるほど次の世代の成長は早いものですが、老いへの道は皆が辿る道であり、そこにあるのは自分自身の姿でもあります。