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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
15948.29(+ 39.09)△0.25%
◎TOPIX
1313.72(+ 2.48)△0.19%
◎売買高概算 27億4729万株
◎売買代金概算 3兆1194億円
◎時価総額 468兆1490億円
◎値上り銘柄数 765 ◎(年初来)新高値 108
◎値下り銘柄数 913 ◎(年初来)新安値 7
◎変わらず 147
◎騰落レシオ(25日)131.37%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+2.66%
75日線比+3.96%
◎為替
(対ドル) 107.19
(対ユーロ)138.51
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
204.2円(+ 0.4円)153,359千株
2.三菱UFJ<8306>
621.9円(+ 3.3円) 70,778千株
3.ユニチカ <3103>
48円(+ 1円) 65,958千株
4.熊谷組 <1861>
382円(+ 8円) 53,966千株
5.沖電気 <6703>
258円(+ 4円) 35,918千株
◎売買代金上位 (円)
1.ソフトBK<9984>
8365円(+185円)252,705百万
2.トヨタ自 <7203>
6303円(+ 85円)115,902百万
3.ファストリ<9983>
34125円(- 10円) 63,615百万
4.日経レバE<1570>
11050円(+ 70円) 56,143百万
5.ファナック<6954>
18655円(-140円) 46,065百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1080万株 買い1290万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が5日連続高、前日比39円(0.25%)高の1万5948円と1万6000円に接近して取引終了です。
昨晩のNYダウが19ドル安となったことで朝方はやや売りが先行、小安いスタートとなりましたが、円相場が1ドル=107.30円台の円安に進行したことを横目に徐々に買いが優勢となり、12:30には上げ幅が75円となって1万5984円まで上昇する場面がありました。ただ、3連休前の週末であるほか、来週16~17日の米FOMCや18日の英北部スコットランドの独立の是非を問う住民投票といった重要な日程を控えて徐々に手控え気分が強まり、引けにかけては幾分上げ幅を縮小しています。
尚、東証株価指数(TOPIX)は5日連続高で2ポイント高の1313と連日で年初来高値を更新、08年7月以来、6年2ヶ月ぶりの水準となっています。メジャーSQ値は1万5915円、売買代金は概算3兆1194億円です。
業種別では、自動車、医薬品、機械、電力ガス、銀行、精密などが高く、海運、空運、建設、証券などが下げています。
個別銘柄では、音響老舗のオンキョーが15円高の178円と9%の大幅高。来年3月をメドにパイオニアのAV機器子会社と経営統合することで合意と報じられ、経営統合による業績改善を期待した買いが入っています。今後詳細を詰め、来年3月に新会社をスタート。パイオニアは数十億円規模のオンキヨー株を取得する見通しです。
印刷インキ国内首位で凸版印刷系の東洋インキが9円高の505円と上昇。2015年3月期の自己資本利益率(ROE)が前期比0.7ポイント上昇して8%程度になる見通しと報じられ、好感した買いが入っています。過去最高だった11年3月期8.2%に迫る水準です。スマートフォン需要の拡大でカラーフィルター向け材料が好調。PER12倍程度、予想配当利回り2.8%程度と割安・高配当銘柄であり、15年3月期の連結純利益は2期連続で過去最高を更新する見通しです。
円相場が1ドル=107円台前半と08年9月半ば以来、ほぼ6年ぶりの円安・ドル高水準となったことを受け、自動車株が軒並み高。日産自が1.5円高の1055円、富士重工が80.5円高の3188円といずれも年初来高値更新、トヨタが85円高の6303円、ホンダが23.5円高の3687円、スズキが27.5円高の3660円と値を上げています。
ソフトバンクが連日で上昇、185円高の8365円となっています。中国・アリババ集団の米NY市場上場が9月19日とみられ、改めて上場による含み益拡大を好感した買いが膨らんでいます。アリババ集団上場による含み益は5兆円を超えるとみられます。
その他、射出成形機最大手の日本樹脂が64円高の819円。建設機械世界2位のコマツが29.5円高の2522.5円、油圧ショベル軸に国内2位の日立建機が38円高の2233円といずれも中国関連が年初来高値更新、円安で外国人旅行者が増えるとの見方から羽田空港ターミナルビル大家の日本空港ビルが20円高の4280円と年初来高値更新、商船三井筆頭株主でバラ積み船主体の乾汽船が23円高の361円と6%を超す大幅高となっています。
本日の新高値銘柄は、関東電化、大陽日酸、富士フイルム、三ツ星ベ、三谷セキサン、滝澤鉄工、コマツ、日立建機、TOWA、JUKI、ソニー、日東電工、三井造船、IHI、日産自、富士重工、キヤノン、伊藤忠、三井物産、東京エレク、日本空港ビル・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・NISA投資、6月末時点で1.5兆円 裾野広がる
・日銀、短期国債を買い入れ 2度目のマイナス金利で
・首相、10月に「全ての女性が輝く政策パッケージ」
・7月の鉱工業生産確報、0.4%上昇 稼働率は低下
・パイオニア、AV子会社をオンキヨーに統合
・アイフォーン6、本日16時から予約開始 3社一斉
・スプリントCEO、規模拡大に向けた業界再編に意欲
・ボーイング、アルミの確保でアルコアと過去最大契約
・米欧が対ロ追加制裁で足並み「経済的な代償を科す」
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【3】主な投資判断 **
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[クレディS証券]
据置き A
(6471)日本精工 1,400→ 1,600円
引下げ A→B
(6371)椿本チエイン 1,050→ 1,000円
引下げ A→B
(6473)ジェイテクト 1,800円
引下げ B→C
(6472)NTN 450→ 420円
[モルガンSMUFG証券]
据置き A
(4452)花王 4,700→ 5,000円
据置き A
(8801)三井不動産 3,800→ 4,000円
[野村証券]
据置き A
(6501)日立 970→ 1,000円
引下げ C→B
(6857)アドバンテスト 974→ 1,248円
[SMBC日興証券]
新 規 A
(2327)NSSOL 3,600円
新 規 A
(4684)オービック 4,200円
新 規 B
(7238)曙ブレーキ 500円
新 規 C
(7518)ネットワン 600円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】アップルサプライヤー **
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米アップル製品の部品及び製品の製造拠点は世界中に分散されていますが、群を抜いて多いのが中国の349拠点で、次いで日本の139拠点となっています。
ちなみに、アップルは同社と取引のあるサプライヤー企業のリスト(製造元リスト)を公表しており、2014年版には下記のような日本企業が名を連ねています。
4005 住友化学
6753 シャープ
4062 イビデン
6758 ソニー
5201 旭硝子
6767 ミツミ電機
5413 日新製鋼
6770 アルプス電気
5741 UACJ
6794 フォスター電機
5802 住友電工
6798 SMK
5803 フジクラ
6807 日本航空電子
6367 ダイキン工業
6971 京セラ
6502 東芝
6963 ローム
6594 日本電産
6976 太陽誘電
6640 第一精工
6981 村田製作所
6723 ルネサスエレク
6988 日東電工
6724 セイコーエプソン
7282 豊田合成
6740 ジャパンディスプレイ
7915 日本写真印刷
6752 パナソニック
上記以外に上場企業の関連企業および非上場企業では、AKMセミコンダクタ(旭化成)、オムロンプレシジョンテクノロジー、NECトーキン、日亜化学、日本メクトロン、スミダ電機(スミダコーポ)、TDK-EPC、帝国インキ製造、東陽理化学研究所などの名も見えます。