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【１】今日の相場 ＊＊
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◎日経平均 １５６７６.１８（－ ５２.１７）▼０.３３％
◎ＴＯＰＩＸ １２９６.３９（－ ５.１３）▼０.３９％
◎売買高概算 ２１億０２３５万株
◎売買代金概算 １兆７４０４億円
◎時価総額 ４６１兆９０６０億円
◎値上り銘柄数 ４０３ ◎（年初来）新高値 ８２
◎値下り銘柄数 １２８７ ◎（年初来）新安値 ９
◎変わらず １３０
◎騰落レシオ（２５日）１０４.０４％
◎カイリ率（日経平均）２５日線比＋１.７７％ ７５日線比＋２.８４％
◎為替 （対ドル） １０４.９０ （対ユーロ）１３７.８３
◎出来高上位
１.みずほ ＜８４１１＞ ２０３.０円（－ ０.５円） ９１,５５０千株
２.ユニチカ ＜３１０３＞ ４７円（± ０円） ７７,９３８千株
３.熊谷組 ＜１８６１＞ ４０５円（－ ８円） ６９,５７０千株
４.マネパＧ ＜８７３２＞ ４５８円（＋ ８０円） ６２,６２１千株
５.三住建 ＜１８２１＞ １３７円（± ０円） ５０,００７千株
◎売買代金上位 (円)
１.ソフトＢＫ＜９９８４＞ ７４７７円（－ ６０円） ３６,５９８百万
２.日経レバＥ＜１５７０＞ １０６９０円（－ ６０円） ３４,４４２百万
３.古河電池 ＜６９３７＞ １４９７円（＋ １０７円） ３３,２０４百万
４.熊谷組 ＜１８６１＞ ４０５円（－ ８円） ２８,５５１百万
５.マネパＧ ＜８７３２＞ ４５８円（＋ ８０円） ２５,１１４百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り９４０万株 買い１５３０万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が４日ぶりに下落、前日比５２円（０．３３％）安の１万５６７６円で取引終了です。
昨晩のＮＹダウは１０ドル高でしたが、円相場が１ドル＝１０４円台後半と円安進行が一服したことを受けて東京市場は朝方から売りが先行。本日引け後の黒田日銀総裁の記者会見、今晩の欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会、明日夜には８月の米雇用統計の発表を控えて買い手控え気分が強く、終日軟調な展開となっています。尚、ウクライナ東部を巡って同国とロシアの両大統領が停戦案で合意したと報じられたことは株価の下支え要因となっています。売買代金は概算１兆７４０４億円、上海総合指数は１８ポイント高の２３０６です。
業種別では、鉱業、紙パなどが高く、海運、建設、鉄鋼、機械、情報通信などが下げています。
個別銘柄では、昨日まで４日連続でストップ高の古河電池が本日も上昇、１０７円高の１４９７円となっています。９：１２には１６６０円まで買われる場面がありました。紙製容器でできた非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」を１２月中旬に発売すると発表。災害など非常時に水や海水を入れるだけで発電でき、発電時間は最大５日間。スマートフォンなどＵＳＢ機器の充電にも使え、主に地方自治体向けに販売する計画です。これを材料に勢い付き、これで８月２８日の終値６９０円から立会日数５日間で株価は２倍超となっています。
炭素製品大手の日本カーボンが８円高の１９９円と上昇。子会社のＮＧＳアドバンストファイバーで扱う航空機向けエンジンの高圧タービンに利用する炭化けい素連続繊維の生産能力を増強すると発表し、需要拡大が見込まれる航空機エンジン分野での事業拡大を期待した買いが入っています。同繊維は米ＧＥと仏サフランが共同開発する中型機向け次世代航空機エンジンへの採用が決まっており、生産能力をこれまでの１０倍に引き上げます。
ローランドＤＧが３０円高の４７４０円と値を上げ、連日で年初来高値更新。業務用インクジェットプリンターや３次元切削加工機などの製造・販売を手掛けており、３日に同社初となる３Ｄプリンターと新開発の３Ｄ切削加工機を発売したことで収益拡大への期待が高まっています。
大幸薬品が７７円高の１８６７円と値を飛ばしています。自治医科大学と共同で蚊を寄せ付けないようにする薬剤として二酸化塩素ガス溶存液を用いる特許を取得したと発表。マラリアのほか、日本で広がっているデング熱を媒介する蚊からの感染を予防できるとの思惑から業績拡大を見込んだ買いが入っています。
デング熱の予防関連として、グンゼも６円高の２９７円と値を上げて年初来高値更新。蚊が寄りにくいパジャマの開発を始めたと報じられ、材料視した買いが入っています。
その他、リチウムイオン電池の劣化抑える新素材を開発と報じられた栗田工業が４２円高の２４３１円と上昇、無印良品を展開する良品計画が１８０円高の１万２２５０円、真珠トップのＴＡＳＡＫＩが９９円高の１３３５円、リチウムイオン電池正極材の戸田工業が２６円高の４５２円、羽田空港ターミナルビル大家の日本空港ビルが１１０円高の４０９０円と４０００円台に乗せて年初来高値を更新しています。
本日の新高値銘柄は、不動テトラ、ナカノフドー建、アサヒ、グンゼ、戸田工、横河ブリッジ、オムロン、日本信号、古河電池、キヤノン、ロランドＤＧ、東京エレク、日本空港ビル、東京デリカ・・・等々です。
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【２】主な材料 ＊＊
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・日銀、金融政策維持を決定、景気「緩やかな回復」維持
・塩崎厚労相、ＧＰＩＦのベンチャー投資を検討する意向
・厚労相、難病治療に使う新薬の審査を半年程度に短縮へ
・８月の車名別新車販売、「アクア」が２カ月連続で首位
・カーボン、子会社で航空機エンジン向け繊維の生産増強
・クロマグロ、２０１５年から漁獲枠半減で合意 日米韓
・米州地裁、武田に対する約６３００億円の賠償命令支持
・米新車販売、８月としては１１年ぶり高水準 好調続く
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【３】主な投資判断 ＊＊
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［ドイツ証券］
新 規 Ａ（4911）資生堂 2,400円
［ゴールドマンＳ証券］
据置き Ａ（9697）カプコン 2,400→ 2,600円
据置き Ｃ（9613）ＮＴＴデータ 3,280円
［野村証券］
据置き Ａ（2678）アスクル 4,000→ 3,400円
据置き Ａ（7779）ＣＹＢＥＲＤＹＮＥ 3,000→ 3,850円
［ＳＭＢＣ日興証券］
据置き Ａ（7011）三菱重工 980円
引上げ Ｂ→Ａ（8303）新生銀行 260→ 320円
［みずほ証券］
据置き Ａ（6481）ＴＨＫ 3,200→ 3,300円
据置き Ａ（6954）ファナック 19,400→23,000円
※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【４】世界３大通貨 ＊＊
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国際決済銀行（Bank for International Settlements、略称：ＢＩＳ）の報
告書によりますと、外国為替市場での１日当たり平均取引高（２０１３年４月時点）は５兆３千億ドル（約５３０兆円）で、日本の年間の国内総生産（ＧＤＰ）のおよそ９割、東京証券取引所１部市場の１日当たりの売買代金１兆７千億円（本日）の３００倍超となっています。
ＢＩＳは全体の取引に占める各国通貨の割合も公表しておりますので下記にてご紹介したいと思います。なお、この調査は３年毎に行われており、下記は２０１３年調査のデータで、次回調査は２０１６年に行われます。また、為替取引は２国間で行われるため、全体の割合を２００％としています。
２０１０年 ２０１３年
米ドル ８４．９％ ８７．０％
ユーロ ３９．１％ ３３．４％
日本円 １９．０％ ２３．０％
取引高で最も多いのは「世界の基軸通貨（キーカレンシー）」と言われる米ドルで、その地位は揺らぎません。２位はユーロですが、２０１０年に発生した債務危機の影響で、２０１３年の調査では取引シェアが低下しています。
３位は日本円で、過去３年間で取引高は６３％増と、主要国通貨で最大の伸びとなり全体の取引高を押し上げました。全体に占める割合も２０１０年の１９％から２３％に上昇し、特に政治や経済が転換点を迎えた２０１２年１０月から２０１３年４月にかけて取引が急増しました。
２通貨の組み合わせでは、米ドル／ユーロが全体（１００％）の２４．１％、次いで米ドル／円の１８．３％となっており、この２つの２通貨間の取引量の多さが突出しています。
ちなみに外国為替市場でも特に取引高の多い上記３通貨は「世界３大通貨」と呼ばれます。
