本日の市況

ヒロろんさん

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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  15476.60(+ 52.01)△0.34%
◎TOPIX  1283.06(+  5.09)△0.40%

◎売買高概算  18億1198万株
◎売買代金概算  1兆3308億円
◎時価総額  457兆4156億円

◎値上り銘柄数 1187  ◎(年初来)新高値 132
◎値下り銘柄数  517  ◎(年初来)新安値   8
◎変わらず    115

◎騰落レシオ(25日)101.41%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+0.52%   75日線比+1.97%

◎為替  (対ドル) 104.16  (対ユーロ)136.76

◎出来高上位

1.三住建  <1821>  137円(+  10円)116,396千株
2.熊谷組  <1861>  400円(+  30円) 90,912千株
3.みずほ  <8411> 198.6円(+ 0.7円) 62,604千株
4.日コンベヤ<6375>  290円(+  51円) 55,222千株
5.ユニチカ <3103>   46円(±   0円) 54,287千株

◎売買代金上位                           (円)

1.ソフトBK<9984>  7446円(-  60円) 38,143百万
2.熊谷組  <1861>   400円(+  30円) 35,598百万
3.鉄建   <1815>   528円(+  34円) 26,391百万
4.ホンダ  <7267>3471.5円(-41.5円) 21,622百万
5.ソニー  <6758>2015.5円(+25.5円) 19,889百万



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り500万株 買い600万株

 名実ともに9月相場入りとなった本日の東京マーケットは、日経平均株価が前週末比52円(0.34%)高の1万5476円で取引終了です。週末のNYダウが18ドル高、ナスダックが昨年来高値更新、SP500は史上最高値を更新したこと、加えて円相場が1ドル=104.10円前後と104円台の円安に振れたことを好感して朝方から幅広い銘柄に買いが先行。特に、土木を中心とした建設関連を物色する動きは旺盛、関連銘柄は軒並み年初来高値を更新しています。尚、今週は内閣改造や日銀金融政策決定会合、ECB理事会、米8月の雇用統計など重要イベントを多く控えています。今晩のNY市場はレーバーデーで休場です。売買代金は概算1兆3308億円、上海総合指数は18ポイント高の2235です。

 業種別では、建設、土石、非鉄、不動産、鉄鋼などの上げが目立ちます。

 個別銘柄では、本日も土木関連が軒並み高、業種別では建設セクターが値上がり率トップとなっています。土木比率が高い熊谷組が30高の400円、清水建が11円高の871円、大型土木に強い大豊建が28円高の577円、土木主力の鉄建が34円高の528円、リニア中間駅のある長野県の最大手建設会社の北野建が10円高の376円、新潟最大ゼネコンの福田組が51円高の1053円、電気通信工事最大手のコムシスHDが21円高の2007円と2000円台乗せ。

 基礎地盤改良など特殊土木のライト工業が56円高の988円、トンネル工事で排出される土砂を運び出すためには大容量コンベアが必要となり、それを得意とする日本コンベヤが51円高の290円と21%の大幅高、セメント需要拡大期待から太平洋セメントが8円高の443円、下水道向けヒューム管首位の日本ヒュームが36円高の857円、日本コンクリートが33円高の737円、JR東海大株主で名古屋の名工建設が27円高の997円と軒並み大きく値を上げています。

 日本エンタープライズがストップ高で100円高の632円。8月26日に858円の高値を付けてから週末の瞬間安値524円まで下押ししていましたが、切り返す動きです。週末に完全子会社のHighLab(東京・渋谷)が、スマートフォン向けゲーム「ひっぱれ!ネコPingプラネット」の配信に先駆けて事前登録の受け付けを開始したと発表し、材料視した買いが集まっています。

 農薬専業大手のクミアイ化学が30円高の706円と値を飛ばしています。2013年11月~14年7月期の連結営業利益が前年同期比約3割増の30億円強となった模様と報じられ、好感した買いが入っています。同四半期としては2年連続で最高益を更新。海外で水稲や畑作向けの除草剤の販売が伸びています。

 その他、大幅増益期待で日立造船が64円高の574円と大幅高、人口12億人を抱える成長市場のインド進出を材料に良品計画が180円高の1万1860円、節税対策で賃貸住宅事業を地主に提案の大東建託が215円高の1万3080円、紙製容器の非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」を発売する古河電池が連日のストップ高で150円高の940円となっています。

 本日の新高値銘柄は、東急建、飛島建、長谷工、銭高組、鹿島、鉄建、不動テトラ、大豊建、熊谷組、PS三菱、NIPPO、東洋建、福田組、ライト工、関東電化、戸田工、科研薬、日ペ、太平洋セメ、日本コンクリート、日立国際、アルプス、新明和・・・等々です。


土木関連が本日も軒並み高、驚異的な上げを演じています。飛島建、長谷工、銭高組、鹿島、鉄建、不動テトラ、大豊建、熊谷組、PS三菱、NIPPO、東洋建、福田組、ライト工、太平洋セメ・・・等々が軒並み年初来高値を更新。大手ゼネコン清水建設に到っては11円高の871円といよいよ1000円大台乗せも夢ではなくなりつつあります。

 今週の内閣改造を控えて政策期待が高まっており、リニア中央新幹線・品川再開発・国土強靭化計画・東京オリンピック・・・等々、話題性・テーマ性も豊富なことから土木中心に関連銘柄を物色する動きが活発化しています。


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【2】主な材料                          **
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・災害時の医薬品の安定提供 製薬会社や卸会社が仕組み作り

・1日の東京市場、日経の日中の値幅が1年9カ月ぶり小ささ

・4~6月期の設備投資、前年比3%増 前期比ではマイナス

・8月の新車販売台数、2カ月ぶり減少 軽自は2カ月連続減

・デング熱、新たに19人の感染を確認 代々木公園で感染か

・8月の中国製造業PMI、前月比で6カ月ぶり悪化 統計局

・中国不動産会社、1~6月期は2年ぶり減益 住宅販売不振

・スペイン、法人税や所得税を減税 刺激策で景気回復軌道に




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【3】主な投資判断                        **
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[ゴールドマンS証券]
 据置き   A(6460)セガサミー         2,700円
 据置き   A(8306)三菱UFJFG        920円
 引上げ C→B(7974)任天堂      10,800→11,000円

[野村証券]
 据置き   A(1969)高砂熱学      1,290→ 1,550円
 据置き   A(1979)大氣社       2,600→ 2,850円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(7832)バンダイナムコ   3,000→ 3,550円
 据置き   B(3632)グリー       1,000→ 900円
 据置き   B(3659)ネクソン      1,200→ 1,100円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(6832)アオイ電子     4,500→ 5,300円

[みずほ証券]
 据置き   A(6302)住友重機       560→ 650円
 引上げ B→A(7004)日立造船       540→ 730円
 引下げ A→B(5938)LIXIL     3,000→ 2,400円

※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【4】信用取引と信用残 その2                  **
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 株価が高値を付けた日の6カ月後を「絶対期日」と言い、高値を付けた時期と買い残がピークとなる時期はほぼ重なるため、絶対期日が近づくと、買い方の売り返済で株価の上値が抑えられるケースがあります。これを「期日圧迫」と言います。

 一方で、期日が近づくにつれ買い方の整理が一巡し、買い方の反対売買による売り圧迫が減少した後の株価上昇を見込んで、絶対期日が開ける前に買い向うことを「期日向かい」と言います。

 また、しばらく上昇した後、実際には相場が下降トレンドに転換しているにも関わらず、天井から急落した直後の反発、いわゆる「アヤ戻し」局面で買い残がピークとなるケースもあります。信用取引に限らず、現物取引においてもこの場面での買いは大ケガにつながる可能性がありますので注意が必要です。

 需給的側面からは、上昇過程においてカラ売りが入り、売り残の増加を伴なったほうが、その後も上昇が継続した場合、売り方による損切りの買い戻しで、さらに上昇に弾みがつくことが期待できます。売り方の買い戻しによる相場急上昇を「踏み上げ」と言います。

 買い残が多いのが通常の状態ですが、買い残の増加とともに売り残も増加し、その割合が拮抗してきた状態を「取組み接近」あるいは「取組み好転」と言います。そういった銘柄は「取組み妙味がある」あるいは「好取組み銘柄」と表現され、将来の買い戻しを期待して人気化することがあります。

 上記の用語等は相場解説でよく耳にする言葉で、投資戦略を考える上でも重要なヒントとなります。


信用取引で担保株と同一銘柄を買い建てすることを「二階建て」と言います。相場上昇時は大きな儲けにつながりますが、ひとたびその銘柄が急落した場合は大きな損失となります。リターンを追うことばかり考えて、リスクを増大させるような商いはしてはいけません。
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