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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株 17106.70(+ 29.83)△0.17%
□ナスダック 4570.64(+ 13.29)△0.29%
□S&P500 2000.02(+ 2.10)△0.11%
□ダウ輸送株 8421.31(- 32.94)▼0.39%
□半導体株(SOX) 637.55(+ 0.30)△0.05%
□NY原油先物(10月限) 93.86(+ 0.51)
□NY 金先物(12月限)1285.20(+ 6.30)
□為替 (対ドル)104.07 (対ユーロ)137.04
□CME日経225先物 15545(+ 15)※大証比
26日のNY株式市場は、好調な経済指標を好感して続伸。ダウが取引時間中の高値を更新し、S&P500種指数は終値で初めて2000に乗せました。
米商務省が朝方発表した7月の耐久財受注額の伸び率が市場予想を大きく上回り過去最大となったことが好感され買いが先行。民間調査会社コンファレンス・ボードが発表した8月の消費者信頼感指数も市場予想を上回り、2007年10月以来、約7年ぶりの高水準を記録したことも追い風となりました。
優良30銘柄で構成するダウ工業株30種平均は一時76ドル高の1万7153ドルまで上値を伸ばし、7月17日に記録した取引時間中の史上最高値を約1カ月ぶりに更新しました。買い一巡後は利益を確定する動きもあって上げ幅を縮小しましたが、7月16日につけた終値ベースの過去最高値(1万7138ドル)との差はわずか32ドルとなっています。
主要500社で構成するS&P500種指数は連日で過去最高値を更新。終値としては史上初めて2000に乗せて取引を終了しました。ハイテク株の比率が高いナスダック指数は4営業日連続の上昇で、引き続き2000年3月31日(4572.83)以来、約14年5カ月ぶりの高値水準となっています。
S&P業種別指数は、エネルギー、ヘルスケア、金融などが上昇した一方、
公益、資本財などが下落しました。
個別銘柄では、ゲーム動画配信のトゥイッチ・インタラクティブを買収するネット通販最大手のアマゾンが上昇。広告収入の増加期待から短文投稿サイトのツイッターが買われ、交流サイト(SNS)最大手のフェイスブックやクーポン共同購入サイトのグルーポンなども上昇。前日下げたニューモント・マイニングなどの産金株も反発しました。
ファストフード大手のバーガーキング・ワールドワイドによる買収合意でカナダのドーナツチェーンのティム・ホートンが続伸した一方、バーガーキングは序盤の上昇を維持できずに反落。5~7月期決算が減収減益となり、慎重な業績見通しを発表した家電量販店のベストバイが下落。前日上昇したバイオ医薬品のギリアド・サイエンシズも反落しました。
ダウ構成銘柄では、ユナイテッドヘルス、ファイザー、IBM、エクソンモービル、メルクなどが高く、ゼネラル・エレクトリック、ナイキ、アメックス、ディズニーなどが軟調でした。
商品(コモディティ)相場は、原油、金ともに反発しました。
CME日経225先物は、円建て、ドル建てともに15545(大証比15円高)で取引を終了しています。
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【2】主な注目材料とニュース **
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☆注目材料
昨晩のNYダウは、前日比29ドル高の1万7106ドルと2日連続で上昇しています。7月16日に付けた史上最高値(1万7138ドル)にあと32ドルと迫っています。一時1万7153ドルまで上昇し、取引時間中の史上最高値(1万7151ドル)を更新する場面がありました。
シカゴ日経平均先物は1万5545円と昨日の東京市場の日経平均株価1万5521円と比べて20円ほど高い水準となっています。
= ナスダック、昨年来高値更新! =
ハイテク株比率が高いナスダック指数は、前日比13.29ポイント高の4570.64と4日連続で昨年来高値を更新しています。終値ベースで2000年3月31日(4572.83)以来、約14年5ヵ月ぶりの高値水準となっています。
= SP500、史上最高値更新! =
S&P500種指数は、前日比2.10ポイント高の2000.02と2日連続で史上最高値を更新しています。終値ベースで初めて2000の大台に乗せています。
今朝6:28の円相場は、対ドルで1ドル=104円06銭前後(昨日16:00台は103円90銭)とやや円安に振れています。対ユーロは1ユーロ=137円05銭前後(同137円22銭)で推移しています。
NY原油は、前日比0.51ドル高の1バレル=93.86ドルと3日ぶりに上昇しています。良好な米経済指標を背景に、需要拡大への期待から買いが入っています。
NY金価格は、前日比6.3ドル高の1トロイオンス=1285.2ドルとなっています。ウクライナの国境付近の緊張やインドの婚礼シーズンを控えていることを背景に、需給が引き締まるとの見方から買いが入っています。
昨日の日経平均株価は、前日比92円安の1万5521円となっています。前日(25日)に1万5600円台を回復し、約3週間ぶりの高値を付けたことで短期的な警戒感が台頭し、加えて円相場が1ドル=104円台前半から103円台後半の円高に振れたことを嫌気した売りが出ています。
東証が昨日発表した8月22日時点の信用取引残高(東京・名古屋2市場合計)は、買い残が2週連続で減少し、前週比413億円減の2兆7237億円となっています。
一方、売り残は2週連続で増加し、前週比471億円増の6367億円となっています。信用倍率は前回(8月15日時点)の4.69倍から4.28倍に改善しています。
本日は、14:00に資源エネルギー庁から8月25日時点の給油所の石油製品価格が発表されます。8月18日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格は前週(8月11日時点)と比べ0.2円安い1リットル当たり169.0円と5週連続で値下がりしています。イラクやウクライナ情勢を受けた供給懸念が後退し、原油相場が下落。これに伴い石油元売り各社は卸価格を引き下げ、給油所でも値下げの動きが広がっています。
海外では、日中韓や東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国などの16カ国が参加する、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)閣僚会議がミャンマーの首都ネピドーで開かれます。2015年中の合意を目指し、関税を撤廃するモノの割合について、大枠となる数値目標を打ち出せるがが焦点になります。
その他、今晩はティファニーの決算発表などが予定されています。
◆主なニュース
・東電、域外で大口供給 関西・中部のヤマダ62店
・景気「夏の回復鈍く」ずれ込み懸念 8月経済報告
・豪雨・台風、国内消費に打撃 西日本で被害相次ぎ
・住宅ローン、固定型も最低に 三菱UFJ1.2%
・理研、STAP細胞作製できず 再生研の人員半減
・日立、アマゾン本格提携の賭け クラウド事業協業
・リニア、総工費935億円増 JR東海、認可申請
・三菱商、インドネシアで飲料事業 タイ大手と合弁
・ロシア・ウクライナ、首脳協議でも平行線 26日
・イスラエルとハマス、本格停戦合意 エジプト仲介
◆経済指標等
・ガソリン給油所価格(25日時点、資源エネ庁)
・米住宅ローン申請指数(週間)
◆その他
・海外決算 ティファニー(宝飾品)
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【3】心に残る名言 **
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他人は失ったものに目を向けますが、私は得たものに目を向けます。
モーリス・エリゾーグ(モーリス・エリゾーグ 仏登山家)