昨日の米国株式相場は小幅続伸した(DJIA +29.83 @17,106.70, NASDAQ +13.29
@4,570.64)。さらにドル円為替レートは104円台前半の円安方向へ動いた。本日の日本株全般は小動きで高安まちまちだった。東証1部では、上昇銘柄数が946に対して、下落銘柄数は697となった。騰落レシオは106.97%。東証1部の売買代金は1兆6235億円。
米国株高と円安に助けられ、TOPIXも日経平均も終値では僅かに反発したが、ザラ場では昨日の安値を割り込み、首の皮一枚で繋がっている感じだ。株価は将来の株主に帰属する一株当たりキャッシュフローをすべて株主資本コスト(株主が期待する収益率)で現在価値に割り引いたものなので、将来の収益見通しが高まれば上がるし、下がれば株価も下がる。足元の企業業績は悪くなさそうだが、来季、再来期の業績見通しが不透明なので、株価が足踏みしている。最大の懸念事項は実質賃金上昇率がマイナスとなっていることだが、マスメディアはこれを大きく取り上げていないのが不思議だ。
TOPIX
+1 @1,286
日経平均 +14円
@15,535円
33業種中17業種が上げた。上昇率トップ5は、医薬品(1位)、海運(2位)、証券(3位)、鉱業(4位)、保険(5位)となった。