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【1】今日の相場 **
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◎日経平均 15586.20(+131.75)△0.85%
◎TOPIX 1291.19(+ 11.55)△0.90%
◎売買高概算 20億9495万株
◎売買代金概算 1兆7851億円
◎時価総額 460兆4450億円
◎値上り銘柄数 1311 ◎(年初来)新高値 121
◎値下り銘柄数 372 ◎(年初来)新安値 2
◎変わらず 134
◎騰落レシオ(25日)107.30%
◎カイリ率(日経平均)25日線比+1.51% 75日線比+3.50%
◎為替 (対ドル) 103.77 (対ユーロ)137.61
◎出来高上位
1.みずほ <8411> 198.9円(+ 2.2円)163,461千株
2.アイフル <8515> 462円(+ 35円)129,113千株
3.鉄建 <1815> 479円(+ 9円) 62,571千株
4.三菱UFJ<8306> 601.8円(+ 12円) 55,945千株
5.ユニチカ <3103> 46円(+ 1円) 52,222千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>10560円(+ 180円) 64,489百万
2.アイフル <8515> 462円(+ 35円) 58,854百万
3.ソフトBK<9984> 7352円(+ 67円) 51,298百万
4.トヨタ自 <7203> 5990円(+ 39円) 48,144百万
5.三菱UFJ<8306> 601.8円(+ 12円) 33,531百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り880万株 買い730万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が9日連続高、前日比131円(0.85%)高の1万5586円で取引終了です。
9日続伸は昨年末12月17~30日の9日連続高以来となります。昨晩のNYダウが59ドル高となったこと、米S&P500種指数が3日連続高で1986ポイントまで上昇して7月24日に付けた史上最高値1987に急接近したこと、加えて円相場が1ドル=103.90円前後の円安に振れたことを好感して朝方から幅広い銘柄に買いが先行。短期過熱感への警戒感から伸び悩む場面もありましたが、先高期待からの押し目買い意欲は旺盛で下値はしっかり。ほぼ終日高い水準での値動きとなっています。売買代金は概算1兆7851億円、上海総合指数は9ポイント安の2230です。
業種別では、証券、不動産、ゴム、精密、銀行、機械、自動車などの上げが目立ちます。
個別銘柄では、JR東日本が筆頭株主で鉄道工事を手掛ける鉄建が連日で上昇、9円高の479円となっています。JR東日本傘下の東京モノレールが、浜松町駅から東京駅まで延伸する見通しと報じられ、事業費は1000億円を超えることから建設工事の受注による収益押し上げを期待した買いが入っています。
東洋エンジニアリングが39円高の471円と9%の大幅高。大型コンビナート開発の一環としてマレーシア国営石油会社ペトロナスの子会社から大型エチレン製造設備の建設を受注したと発表。受注金額は約2400億円にのぼり、大型受注を好感した買いが入っています。2015年秋頃から工事開始を見込み、19年半ばの完成を予定しています。
川崎重工が8円高の395円と値を上げています。政府が純国産戦闘機の開発に向けた本格的な検討に入ったと報じられ、航空機開発関連の銘柄として思惑買いが入っています。また精密機械事業を強化することを受け、ロボットの伸びで来期は精密機械事業の売上高が今期予想比で36%増の1900億円、営業利益が83%増の220億円になる見通しと伝わったことも支援材料となっています。
日清食品が130円高の6120円と値を上げて27年ぶりの高値水準まで上昇、上場来高値6170円まであと僅かと迫っています。インドネシアや中国など成長余地の大きい海外市場の開拓に本格的に取り組む姿勢を示しており、将来的な業績拡大への期待から買いが入っています。
マツダが3日連続高、67円高の2487円と値を上げています。2017年3月期をメドに実質無借金になる見通しと報じられ、好感した買いが入っています。実質無借金になるのは連結決算の開示が本格化した2000年3月期以降で初めてで、営業キャッシュフローの改善を背景に年1000億円程度ずつ負債を減らすことで17年3月期中に現預金が負債を上回る実質無借金を目指します。
その他、長野地盤の北野建設が14円高の336円、新潟最大規模のゼネコンの福田組が50円高の897円といずれも年初来高値を更新、三井物産が12円高の1727.5円と年初来高値を更新、NTTが58円高の6966円。
高度経済成長期に普及した「白ガス管」の交換を都市ガス業界が急いでいると報じられたことで日本鋳鉄管が28円高の264円と値を飛ばし、日本エンタープライズは連日でストップ高、80円高の508円となっています。スマホを活用した企業の内線電話網のアプリケーション構築を材料に買いが集まっています。
本日の新高値銘柄は、北野建、福田組、NIPPO、明治HD、味の素、サンマルク、科研薬、日本ペ、日本エンター、イハラケミカル、日本鋳鉄管、エプソン、能美防災、パイオニア、日本光電、三井物産、京成電、阪神阪急、日本空港ビル・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・耕作放棄地を企業が再生 太陽光発電や漢方薬原料など
・生ごみ焼却施設でCO2回収 環境省が開発に乗り出す
・円相場、米早期利上げ観測背景に一段安 104円目前
・7月の全国スーパー売上高、4カ月連続減少 回復鈍く
・8月第2週の部門別動向、海外投資家2週連続売り越し
・東洋エンジ、マレーシアで過去最大規模のプラント受注
・8月の中国HSBC製造業PMIは3カ月ぶりの低水準
・米バンカメ、不正販売巡り1.7兆円支払い当局と和解
・独半導体大手インフィニオン、3千億円超で米同業買収
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【3】主な投資判断 **
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[UBS証券]
引上げ B→A(6269)三井海洋開発 2,300→ 3,000円
[ゴールドマンS証券]
引上げ B→A(4902)コニカミノルタ 1,010→ 1,400円
引上げ B→A(6856)堀場製作所 3,500→ 4,330円
引上げ B→A(7741)HOYA 3,630→ 3,740円
[野村証券]
据置き A(6135)牧野フライス 860→ 950円
据置き A(7747)朝日インテック 5,000→ 6,200円
据置き A(9303)住友倉庫 730→ 770円
[三菱UFJMS証券]
据置き A(4681)リゾートトラスト 2,450→ 3,000円
引上げ B→A(7735)大日本スクリーン 450→ 680円
据置き A(9065)山九 548→ 600円
[みずほ証券]
据置き A(6592)マブチモーター 10,500→11,000円
据置き A(6594)日本電産 7,200→ 7,900円
据置き A(6644)大崎電気 620→ 700円
据置き A(6908)イリソ電子 6,400→ 7,600円
据置き A(7733)オリンパス 3,800→ 4,000円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】ギャンブル依存症 **
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実際にカジノが合法となった場合の負の影響も考えられます。
シンガポールでは同国民がカジノに入る際に入場料を課し、本人や家族が入場禁止措置を申請できる制度を導入していますが、それでもギャンブルにのめり込む人がいて、生活に破たんをきたすケースも少なからずあるようです。
統合型リゾートが開業した場合、日本人が入場する際には数千円程度を徴収する案が検討されていますが、厚生労働省では「日本人は世界と比べてギャンブル依存症になりやすい」として日本人のカジノ利用を認めないよう求めていく方針だそうです。
厚労省は昨年、無作為に抽出した全国の成人約7千人に対し調査を行っており、4153件の有効回答を回収しました。「意図していた以上にギャンブルをしたことがある」などの複数の質問に一定以上当てはまる人を、ギャンブルの衝動を抑えられない「病的賭博」(ギャンブル依存症)の疑いがあるとし、4153のサンプルを元に日本国内で計536万人(成人の5%)がギャンブル依存症の疑いがあると推計しています。
それをもって「世界のほとんどの国では成人の1%前後にとどまるのに比べて日本の割合は高い」というのが厚労省の意見です。
ギャンブルの合法化、カジノの開設には、ギャンブルに依存する人が増えるなどの負の部分も考えられるため十分に議論を尽くす必要があるのは当然です。
それはそれとして、厚労省が依存症などの精神疾患対策を所管する立場であることは分かりますが、旧態依然としたやり方に嫌悪感を禁じえません。まずは結果ありきで、それに合致するデータを示し、危機感を煽り、世論を誘導するようなことは昔から繰り返されてきた官僚の常套手段ですが、今回もそのような意図を感じます。