がん患者の血液に含まれるマイクロRNAを調べるためのチップ
国立がん研究センターと東レなどは18日、1回の採血で13種類のがんを発見できるシステムの開発を始めると発表した。身体的な負担の少ない血液検査でがんの疑いがある人を見つけ、詳細検査を受けてもらう想定。早期発見、治療開始によって、がん克服につなげたいとしている。
事業は本年度から5年間。対象は、胃、食道、肺、肝臓、胆道、膵臓、大腸、卵巣、前立腺、ぼうこう、乳房のがんと、肉腫、神経膠腫。
がん発見の目印にするのは、血液や唾液などの体液に含まれ、人間では2500種類以上が確認されているマイクロRNAという物質。