本日の市況

ヒロろんさん
 8月15日の東京株式市場は、利益確定売りに上値を抑えられるなか底堅く
推移し、日経平均株価は前日比僅か3円ですが小幅続伸いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は続伸。DOWは+61ドルの16,713ドル、NASDAQ総合指数は+18.87ポイントの4,453.00ポイントでした。
寄り付き前の外資系証券5社経由の注文状況は売り550万株、買い560万株で、差し引き10万株の買い越し。金額ベース(5社)も買い越しでした。

 東京株式市場は、前日までの4日続伸や週末要因から積極的な売買は手控
えられ、方向感の無い展開となりました。
 日経平均株価は、始値15,317円と前日終値15,314円から3円高くスタート。
市場参加者が少なく前日終値近辺で推移し+3円の15,318円で本日の取引を終えました。
 東証1部の騰落数は、値上がり948銘柄、値下がり695銘柄、変わらずは174銘柄。東証1部の売買代金は1兆3,921億円、売買高は15億7,937万株でした。

 週末金曜日、本日の東京株式市場は、昨日までの反発の流れそのままにしっかりとした動きが続いております。
 個別では、三菱UFJFG(8306)、三井住友FG(8316)、りそなHD(83
08)など大手銀行株や、野村HD(8604)、大和証券グループ本社(8601)、松井証券(8628)など証券株は売り物に上値を抑えられ小幅反落。

 また、東京海上HD(8766)、T&DHD(8795)など保険株、住友金属鉱山
(5713)、三菱マテリアル(5711)など非鉄金属株、トヨタ自動車(7203)、マツ
ダ(7261)、富士重工業(7270)など自動車株、日立製作所(6501)、富士通(6702)、三菱電機(6503)など電機株も売り物に押され下落。
 一方、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)など海運株、三菱地所(8802)、住友不動産(8830)、東京建物(8804)など不動産株、関西電力
(9503)、北海道電力(9509)、中国電力(9504)など電力株は買われ上昇しまし
た。

 その中目立った銘柄では、「ソニーは自動車の目となる車載カメラ用セン
サーに参入する」と一部で報じられたことが買い材料視されたUKC(3156)
が+315円の1,931円と大幅上昇し東証1部上昇率ランキングトップに君臨。昨日に経産省で「セルロースナノファイバー新技術の実証事業に乗り出す」と
報じられ好感され上昇した星光PMC(4963)は+109円の1,164円と大幅続伸し同ランキング2位にランクインいたしました。
 その他、ジェコス(9991)、ソフトブレーン(4779)、日本コンベヤ(6375)、
西尾レントオール(9699)、東京デリカ(9990)、タカラレーベン(8897)、アゴ
ーラHG(9704)、今仙電機製作所(7266)なども買われ目立った上昇となりま
した。

 本日の新興市場は、日経平均株価が小幅続伸と底堅く推移する中、それに
連動ししっかりと推移しております。
 主力株では、マイクロニクス(6871)を始め、シャクリーGG(8205)、日本
通信(9424)、ハーモニック(6324)、イリソ電子(6908)、3DM(7777)、ニュ
ーフレア(6256)、サイバー(4751)、CYBERDYNE(7779)、タカラバイ
オ(4974)、ペプチドリーム(4587)、アドウェイズ(2489)などは上昇しました
が、セリア(2782)、デジタルガレージ(4819)、DWTI(4576)、VTHD(7
593)、ナノキャリア(4571)などは下落しました。

 新興市場指数は、JASDAQ平均、マザーズ指数は共に小幅続伸いたしました。
 目立った銘柄では、アスカネット(2438)、比較.com(2477)、ディジタルメディアプロフェッショナル(3652)、ネクストジェン(3842)、クラスターテクノロジー(4240)、ダイヤ通商(7462)、インターアクション(7725) などがストップ高まで買われました。

 さて、ズルズルと売り物に押され下落していたゲームアプリ関連株が落ち
着きを取り戻してきたこともあり、新興市場から元気な銘柄が飛び出してき
ております。来週もこの流れが続くものと思われます。東証1部ではカジノ関連としての側面も持つアゴーラ・ホスピタリティー・グループ(9704)や本日
一服した建設株を、新興市場銘柄では直近高値を上抜けてきた元気ある銘柄
を見ていく形となります。

 本日の日経平均株価は+3円の15,318円と小幅続伸しました。TOPIXも+0.
18の1,270.68ポイントと小幅続伸しました。
 昨晩の米NY株式市場は続伸いたしました。ウクライナ情勢をめぐるロシア
のプーチン大統領が「世界からの孤立を避け、戦争や対立を代償にしない」
と表明、この融和的な発言を受け同地域での緊張緩和への期待が広がり買い
安心感が広がりました。 同社は非常に強い旅客機需要が見込まれると発表し
たボーイングは1.7%高。カナダ政府の研究者が開発したエボラ出血熱のワク
チンをライセンス供与しているニューリンク・ジェネティクスは11.6%急伸
しました。

 東京株式市場は、ウクライナ情勢をめぐる緊張緩和期待、米NY株式市場の
上昇、為替の円安、シカゴ平均株価先物の上昇などがプラス材料となり、買
い優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は+3円の15,317円と小高い位置で取引を開始いたしました。
寄付き後は売り物に押され-20円の15,293円で前場の取引を終えました。後場は押し目買いも入りジリ高基調となり、結局+3円の15,318円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調はフラットに。短期基調は上向き継続となってお
ります。
 日経平均株価は+3円の15,318円と上昇、小幅ですが5日続伸となりました。
「明日以降は、更に上昇しこの半値戻し水準(15,256円前後)を超えて15,300
円台で下値を堅めてくると再度高値を目指す動きに転じることとなりますが、ズルズルと売られると安値模索の弱い動きとなる可能性があります」と書かせていただいておりますが、本日も半値戻し水準を超える15,300円台に乗せて取引を終えております。予想以上に強い動きです。
ヒロろんさんのブログ一覧