深刻な少子高齢化とGPIFの動向

いそりんさん
一昨年と昨年、約10兆円の運用益を確保したGPIF

『過去12年間の平均運用利回りは約2%』、5年連続で『4兆円以上の積立金(年金)を取り崩して』おり、債券に比重を置く運用では、50%以上の維持を掲げている所得代替率維持(現在約63%)は絶望的だろう

何よりも、『2030年前後に年金積立金が枯渇する』、公表された試算(年金積立金の枯渇)が現実味を帯びてくると思う

不安定な非正規雇用の増加と、第3号被保険者などの問題も悩ましいが、『主な要因としては少子高齢化』で、保険料や税金の不足分を取り崩し、穴埋めしている状況が5年間続いており、今後も継続(穴埋め状況)されていくのは確実だろう

必然性を帯びるGPIFの運用方針の見直し・変更は『少子高齢化を映す鏡』だと思う

株式の保有上限(18%)の撤廃(下限は6%)は9月までの暫定措置だそうだが、長期化するのはほぼ確実で、共済年金や郵政グループ(郵貯・かんぽ生命)などがGPIFの株買いに追随してくるだろう

GPIFや共済年金、郵政グループ(郵貯・かんぽ生命)は、『上値を試す役割としては期待薄(高値掴みと利益確定売り)だが、レンジ相場(調整)では下値固めを形成する担い手』になる可能性は高い

最近、売買代金が2兆円を超えることが少なく、『日本株の買いを再び実現させる』には、透明性の担保(企業経営)として、スチュワードシップコード(監視)とコーポレートガバナンス改革は不可欠だと思う
2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
Nice Guyさん こんばんは

コメントありがとうございます

GPIFは年金積立金の枯渇を防止・延命、そして悩ましい諸問題を解消する使命の元、『否が応でも運用利回りを高めていく方針』になり

海外のインフラ投資(電力、港湾など)と日本株が『年金(枯渇)』の命運を握っていると解釈しています

デフレからインフレへ、そして、経済や個々の価値観など、日本は過渡期なのかもしれません

又、感想を頂ければ幸いです
Nice Guyさん
田舎に住む97歳の私の義父がずっとタンス預金していたのを

昨年半ばから辞めて娘や孫に投資先や方法を聞き、実行しました。

長い人生のなかでの防衛本能というやつでしょう。


彼と同様に官製箪笥預金機構もまた遅ればせながら、インフレ対応をする。

ただそれだけのことですが、何か政権の恣意とかリスキーとか言う人や

マスコミには、それらが結構一流顔なのでガッカリする今日この頃です(笑)。


株式に向ける実額=真水が幾らか、これからは憶測やリークやデマで喧しい

と思われますが、凄い金額なのでへたに織り込んだと思うのもマズそうですね。


私は勝手にGPIFと周辺公的機関の真水を5兆と考えてます。

外国物への投資による円安も手伝って株は新値をとると楽観しています。


私の目論見は外れるのが常、いい加減に聞いてください。
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