米ファストフード大手マクドナルドは8日、7月の世界の既存店売上高が前年同月より2・5%減ったと発表した。仕入れ先だった中国の食品会社による期限切れ食肉使用問題を受け、日本や中国などで客足が低迷したことが響いた。
地域別の売上高では、アジア太平洋・中東・アフリカ地域で7・3%減と大きく落ち込み、米国も3・2%減少。一方、欧州は0・5%伸びた。
米マクドナルドは「中国の取引先の問題で、2014年の世界での既存店売上高計画を達成できるか不透明になった」とコメントし、業績に悪影響を及ぼすことへの懸念を表明した。