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【1】今日の相場 **
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◎日経平均 15284.42(- 44.14)▼0.29%
◎TOPIX 1269.86(- 2.53)▼0.20%
◎売買高概算 19億5565万株
◎売買代金概算 1兆7935億円
◎時価総額 452兆7452億円
◎値上り銘柄数 792 ◎(年初来)新高値 83
◎値下り銘柄数 872 ◎(年初来)新安値 4
◎変わらず 152
◎騰落レシオ(25日)101.74%
◎カイリ率(日経平均)25日線比-0.17% 75日線比+3.35%
◎為替 (対ドル) 101.48 (対ユーロ)136.48
◎出来高上位
1.みずほ <8411> 199.2円(- 0.3円)137,487千株
2.アイフル <8515> 551円(- 23円) 67,707千株
3.第一生命 <8750> 1440円(+ 16円) 57,206千株
4.三菱UFJ<8306> 593.6円(+ 0.1円) 45,609千株
5.新日鉄住金<5401> 307.6円(- 3.7円) 34,982千株
◎売買代金上位 (円)
1.第一生命 <8750> 1440円(+ 16円) 81,900百万
2.ソフトBK<9984> 7459円(-137円) 65,100百万
3.アイフル <8515> 551円(- 23円) 37,893百万
4.日経レバE<1570>10180円(- 50円) 36,626百万
5.トヨタ <7203> 6070円(+ 24円) 35,817百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り940万株 買い650万株
本日の東京マーケットは、日経平均株価が前日比44円(0.29%)安の1万5284円で取引終了です。
昨晩のNYダウは26ドル安でしたが、シカゴ日経先物が1万5355円まで上昇したことを受けて朝方は買いが先行。7月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が前月から上昇したことも支援材料となり、10:45には上げ幅が54円となる場面がありました。ただ、上値を買い上がる動きは限定的。買い一巡後は手控え気分が強まり、マイナスに転じています。売買代金は概算1兆7935億円と2兆円を7月2日以降、16日連続で下回っています。上海総合指数は26ポイント高の2105と2100台乗せです。
業種別では、空運、自動車、ゴム、繊維、電気、機械などが高く、鉄鋼、情報通信、非鉄、電力ガスなどが下げています。
個別銘柄では、HISが35円高の3385円と値を上げ、15日の終値ベースの高値3465円に接近。日本政府観光局が昨日、、今年1~6月(上期)の訪日外国人が前年同期比26%増の626万人と発表。半期ベースで過去最高となり、業績拡大を期待した買いが入っています。政府は2020年に訪日外国人数を2000万人に増やすとしており、旅行会社の利益押し上げに根強い期待があります。
福井県が地盤のドラッグストアで北陸や東海中心に展開するゲンキーが185円の大幅高で3700円と年初来高値を連日で更新。本日9時に2014年6月期の連結純利益が前期比88%増の11億円と発表。併せて15年6月期の連結純利益計画が前期比25%増の14億円と2期連続で過去最高益を更新する見通しとし、業績拡大を好感した買いが入っています。
極小ベアリングで世界シェア6割のミネベアが一時1267円まで上昇、終値は14円高の1234円となっています。2014年4~6月期の連結営業利益が前年同期比で約3倍の100億円強になったと報じられ、4~6月期として7年ぶりの最高益となり、業績拡大を好感した買いが入っています。
宮越HDは連日でストップ高150円高の1069円となっています。11日に中国の連結子会社が所有する固定資産を一部譲渡し、売却益39億円を特別利益として計上すると報じられてから連日のように値を上げており、株価は10日の250円から本日の1069円まで4倍超となっています。
その他、精密プラスチック加工首位のエンプラスが70円高の8100円、土木中心に手持ち工事高水準の東鉄工業が20円高の2615円、真珠トップのTASAKIが118円高の1278円、建設向け仮設・型枠、構造機材を手掛けて好業績の岡部が65円高の1317円と値を上げています。
本日の新高値銘柄は、ミライトHD、西松建設、NIPPO、明治HD、不二油、信越化学、WOWOW、ダイキン、ミネベア、三菱電機、富士通、宮越HD、パイオニア、TASAKI、ANA、東京ガス・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・伊藤忠、タイ最大財閥と相互出資 アジア事業拡大
・1~6月の貿易収支、半期としては過去最大の赤字
・ガソリン価格、20週ぶり下落 前週比0.1円安
・セキド、ラオックスとの提携を好感してストップ高
・ファナックの4~6月、純利が倍増 予想据え置き
・フェイスブック、純利2.4倍 利用者13億人に
・4~6月の韓国消費、5四半期ぶり減 沈没事故で
・7月の中国製造業PMI、1年半ぶり高水準に改善
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【3】主な投資判断 **
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[ドイツ証券]
据置き A(2193)クックパッド 3,000円
据置き A(7270)富士重工 3,200→ 3,400円
[UBS証券]
据置き B(6594)日本電産 6,500円
据置き C(7751)キヤノン 2,800円
[モルガンSMUFJ証券]
新 規 A(3048)ビックカメラ 960円
新 規 A(9831)ヤマダ電機 450円
引上げ C→A(1969)高砂熱学 1,600円
[ゴールドマンS証券]
据置き A(6146)ディスコ 8,130円
据置き A(6594)日本電産 7,650円
[三菱UFJMS証券]
新 規 A(8848)レオパレス21 650円
新 規 A(9787)イオンディライト 2,750円
新 規 B(4321)ケネディクス 450円
[大和証券]
据置き 1(6594)日本電産 7,000→ 8,000円
新 規 2(1881)NIPPO 2,000円
据置き 2(6807)日本航空電子 2,500→ 2,800円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】決算発表シーズン **
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NY市場に続き、東京市場におきましても4~6月期の決算発表が本格化します。
決算発表とは決算短信の公表とイコールで、四半期決算発表の場合は四半期決算短信を公表します。
そこには、売上高、営業利益、経常利益、四半期(当期)純利益、総資産及び純資産の額や増減などの開示並びに(要約)貸借対照表及び(要約)損益計算書が記載されます。
また、前年同期との比較、各事業地域ごとの収益状況、事業ごとの概況や収益状況等が記載され、どこで(事業分野別・国別)、どのくらいの利益を上げているか分かるにようになっており、通期見通しやその変更の有無も大変重要です。
四半期決算短信のような企業が公表している決算資料については、公表とほぼ同時に企業のホームページでも確認できます。
企業の業績動向については、インターネットのニュースや新聞等で概要を確認することも可能ですが、企業が発表する生のデータは情報の宝庫ですので業績動向の発表の際は決算短信を確認するよう心掛けたいものです。
ベネッセから大量の顧客情報が流出した事件に便乗し、「個人情報が流出していないか確認します」または「流出した先の名簿から削除する作業を代行します」といった話を持ちかけ、手数料をだまし取る悪質な詐欺が横行し始めているとのこと。皆様もくれぐれもお気をつけください。