kouhei1984913さんのブログ

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一石二鳥

 使われなくなった遊休農地の荒廃を食い止めるため、鳥取県八頭総合事務所農業振興課は、放牧用ヤギのレンタルに乗り出した。1日には、初めての放牧が鳥取市河原町弓河内で行われる。
県畜産農業協同組合が所有する20頭のヤギを1頭2000円で貸し出すもので、レンタル期間は4月ごろから10月末まで。

 遊休農地対策では、牛の放牧が一般的だが、ヤギは扱いが容易で初心者や高齢者にも飼育しやすい。また、多種類の草を地面の際まで食べるため農地を奇麗に保てるという。県内では、農林業の衰退に伴い遊休農地が増加。農地を耕作せずに放置すると雑草が生い茂り、作物を育てる近隣の農地にも悪影響が出るという。

 遊休農地の問題は広範囲に及ぶことから、同課に寄せられた8件の問い合わせは、ほぼ集落などのグループからだった。今回、ヤギを放牧するのは、農地保有者39人で作る「弓河内ふるさとまもり隊」。奇麗になった農地には花の種をまく計画だ。同課では「乳からチーズやアイスクリームなどの製品を作ったり、触れ合いをアピールした観光資源にもなる」とレンタルヤギの活躍に期待を寄せる。
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