◎日経平均 15343.28(+127.57)△0.84%
◎TOPIX 1273.27(+ 9.98)△0.79%
◎売買高概算 23億0751万株
◎売買代金概算 1兆7970億円
◎時価総額 453兆6450億円
◎値上り銘柄数 1460 ◎(年初来)新高値 114
◎値下り銘柄数 270 ◎(年初来)新安値 7
◎変わらず 86
◎騰落レシオ(25日)110.96%
◎カイリ率(日経平均)25日線比+0.35% 75日線比+3.79%
◎為替 (対ドル) 101.53 (対ユーロ)137.29
◎出来高上位
1.鉄建 <1815> 412円(+ 11円)277,683千株
2.みずほ <8411> 200円(± 0円)191,400千株
3.熊谷組 <1861> 296円(+ 3円) 79,423千株
4.三住建 <1821> 117円(+ 6円) 48,656千株
5.新日鉄住金<5401> 313.1円(+ 9.1円) 45,614千株
◎売買代金上位 (円)
1.鉄建 <1815> 412円(+ 11円)119,849百万
2.ソフトBK<9984> 7696円(+ 42円) 44,527百万
3.みずほ <8411> 200円(± 0円) 38,311百万
4.日経レバE<1570>10250円(+140円) 33,820百万
5.コロプラ <3668> 3180円(+427円) 33,167百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り660万株 買い510万株
本日の東京マーケットは、日経平均株価が前週末比127円(0.84%)高の1万5343円で取引終了、7月4日に付けた終値ベースの戻り高値1万5437円(ザラ場べースの高値は同日の1万5490円)にあと94円に接近してきました。
東京市場が連休中、NYダウは18日(金)が123ドル高、21日は48ドル安となって2日間では75ドルの上昇となったことを受けて東京市場も朝方から幅広い銘柄に買いが先行。12:37には上げ幅が176円となる場面がありました。マレーシア航空機の撃墜事件やイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの軍事侵攻など地政学的リスクの高まりを意識して先週水曜日以降は下落していましたが、下げ幅は限定的だったことから下値は堅いと見た先高期待からの買いが入っています。東証は本日から主要100社からなる「TOPIX100」の構成銘柄の一部で小数点以下の株価を導入しています。売買代金は概算1兆7970億円、上海総合指数は21ポイント高の2075です。
業種別では、鉄鋼、非鉄、建設、土石、精密、電機などの上げが目立ちます。
個別銘柄では、建設株が軒並み高、強力な値動きとなっています。大手ゼネコンは軒並み年初来高値を更新で清水建設が35円高の762円、大林組は27円高の746円、大成建設は19円高の590円、鹿島は9円高の468円となっており、以前に申し上げた1000円台乗せが夢から現実に近づきつつあります。
太田国土交通相の意見書でリニア中央新幹線の工事が秋にも開始となる見通しとなったこと、他にも品川駅周辺の再開発、整備新幹線、東京都心と羽田空港を結ぶ鉄道新線の開設、五輪開催・・・といった案件が豊富であり、上値指向の展開が継続しています。
戸田建設も11円高の126円、五洋建設も20円高の371円、福田組が27円高の565円、前田建設が31円高の859円、NIPPOが51円高の1748円、鉄建が11円高の412円、西松建設が12円高の460円、矢作建設が19円高の828円と軒並み高です。
鉄鋼株が軒並み高で業種別値上がり率トップ。新日鉄住金が9.1円高の3
13.1円、JFEが51円高の2127円、東京製鉄が62円高の576円と値を飛ばしています。東京製鉄が先週末に2015年3月期の業績見通しを上方修正して大幅高となり、他の鉄鋼株にも業績拡大期待から物色の矛先が向かっています。
海外のカジノ施設向けスロットマシンの開発・製造を手掛けるコナミが46円高の2353円、メダル計数機最大手のオーイズミが19円高の976円、貨幣処理機大手の日本金銭機械が30円高の1833円、パチスロ大手のセガサミーHDが44円高の2016円となるなどカジノ関連株が上昇。菅義偉官房長官が18日の記者会見でカジノを中心とする統合型リゾート(IR)の整備を検討する新組織を発足させる方針を明らかにし、材料視した買いが入っています。
その他、ロンドン金属取引所の亜鉛価格が約3年振りの高値水準となったことで東邦亜鉛が30円高の488円、住友鉱山が54.5円高の1767.5円、精密プラスチック加工首位のエンプラスが130円高の8190円、三菱電機が37円高の1336円、良品計画が230円高の1万2060円、ネオジム磁石の日立金属は43円高の1637円と値を上げています。
本日の新高値銘柄は、清水建、大成建、大林組、鹿島、鉄建、西松建、前田建、戸田建、キッコーマン、キューピー、MonotaRO、日産化学、WOWOW、東邦鉛、日本コンベヤ、宮越HD、NEC、富士通、日立国際、カシオ、JR東、JR東海、JAL、NTT、日本空港ビル・・・等々
ネオジム磁石の『日立金属』(5486)が一時1653円(終値は1637円)まで上昇して1650円。
ハイブリッドカー(HV)や電気自動車(EV)向け駆動モーターの芯材に使われるネオジム磁石で世界シェア約50%という高シェアを有している同社。
業績は飛躍的に拡大しており、連続最高益&連続増配から株価上昇しました。