茶話指月集 下 (読書)

呑気呆亭さん
呑気呆亭さん
このところお茶に関する本を読んでいます。
久須見 疎庵 著 『茶話指月集 下』 1701年刊行

千利休と古田織部のエピソード:
利休が昼の茶会の席(たぶん京都)で、「(滋賀県)瀬田の橋の擬宝珠の中に形の見事なものが二つある。見分けの付く人はいますか?」と語った。 この席に古田織部も居たが、突然姿を消した。
夕方になって織部が帰って来たので、利休が「何のご用でしたか?」と聞いたところ、「擬宝珠を見分けるために早馬で瀬田まで出掛け今帰って来ました。二つの擬宝珠は東西のこれとこれでしたか?」。 利休「はい、それです」。 その場にいたみんなは古田織部の熱心さに感心した。

いやはや、楽しい執心です。 \(^o^)/
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