◎日経平均 15215.71(-154.55)▼1.01%
◎TOPIX 1263.29(- 10.09)▼0.79%
◎売買高概算 18億4378万株
◎売買代金概算 1兆5943億円
◎時価総額 450兆0419億円
◎値上り銘柄数 289 ◎(年初来)新高値 34
◎値下り銘柄数 1427 ◎(年初来)新安値 11
◎変わらず 99
◎騰落レシオ(25日)101.78%
◎カイリ率(日経平均)25日線比-0.38% 75日線比+2.96%
◎為替 (対ドル) 101.34 (対ユーロ)137.05
◎出来高上位
1.鉄建 <1815> 401円(- 3円)198,635千株
2.熊谷組 <1861> 293円(+ 18円) 95,971千株
3.アイフル <8515> 581円(- 15円) 45,513千株
4.みずほ <8411> 200円(- 1円) 43,079千株
5.三菱UFJ<8306> 598円(- 6円) 38,874千株
◎売買代金上位 (円)
1.鉄建 <1815> 401円(- 3円) 79,044百万
2.日経レバE<1570>10110円(-200円) 61,532百万
3.ソフトBK<9984> 7654円(- 23円) 58,850百万
4.トヨタ <7203> 6006円(- 43円) 37,098百万
5.三井住友 <8316> 4066円(- 51円) 32,191百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り900万株 買い820万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が3日連続安、前日比154円(1.01%)安の1万5215円で取引終了です。
ウクライナでマレーシア機が墜落したことやイスラエルがパレスチナのガザ地区に地上侵攻したことで地政学リスクが高まり、昨晩のNYダウが161ドル安となったこと、また円相場も1ドル=101.10円前後の円高に振れたことを嫌気して東京市場も朝方から売りが先行。9:33には下げ幅が259円となって1万5110円まで下押しする場面がありました。ただ、売り一巡後は押し目買い好機と見た向きの買いが入り、引けにかけてジリジリと下げ幅を縮小しています。売買代金は概算1兆5943億円、上海総合指数は3ポイントの小幅高で2059です。
業種別では、鉱業、陸運が高く、情報通信、水産がしっかり。倉庫、保険、精密、証券、銀行など下げが目立ちます。
個別銘柄では、JR東日本が287円高の8548円と値を飛ばしています。
昨日の引け後に金庫株として保有する150万株(発行済み株式の0.38%)を25日付で消却すると発表。株主還元の強化を好感した買いが膨らんでいます。品川駅周辺の再開発、整備新幹線や大型不動産の開発による利益安定成長への期待も高まっています。
防衛関連として石川製作所が5円高の122円と値を上げています。マレーシア航空機がウクライナで墜落するなど地政学リスクの高まりを受け、同社株に物色の矛先が向かっています。同社は機雷などの防衛関連製品を取り扱い、北朝鮮によるミサイル発射など有事の際に物色を集める傾向があります。
安川電機が58円高の1384円と5日連続高。昨日の引け後に4~6月期の連結純利益が前年同期比32%増の44億円と発表。また、太陽光発電用のパワーコンディショナー(電力変換装置)の製造・販売を手がける米社を買収したと公表し、好業績と太陽光発電分野での事業拡大を好感した買いが入っています。自動車産業向けロボットや工作機械向けの制御機器を生産しており、政府が成長戦略に掲げるロボット関連としての側面もあります。
富士通が14円高の782円と上値追いの展開継続。半導体生産から撤退する方針を固めたと報じられ、経営改善を期待した買いが入っています。主力の三重工場を台湾の半導体受託生産世界3位の聯華電子(UMC)に、会津若松工場を米社に売却する予定です。半導体事業を大幅に縮小し、クラウドなどIT(情報技術)サービスに集中します。
尚、マレーシア航空機がウクライナで墜落しましたが、今週に年初来高値を更新したJALは40円安の5940円、同じくANAは2円安の246円と相場全般安の中にあってしっかりとした値動きです。朝方はマレーシア航空機の墜落で海外渡航の手控えなどを懸念した売りが先行しましたが、影響は限定的との見方が押し目買いを誘っています。ウクライナ上空を通過する便はなく、欧州便は通常通りの運航を予定していると両社がコメントしたことも安心感に繋がっています。
その他、土木関連として土砂などを運ぶ大型コンベヤー得意の日本コンベヤーがストップ高で50円高の186円、自己資本比率の向上と財務体質の改善を図るため、神奈川県横浜市の資産を譲渡すると発表したランドベジネスがストップ高で80円高の493円。中国子会社の資産譲渡による特別利益発生の宮越HDも連日のストップ高で100円高の669円となっています。
土木中心に手持ち工事は潤沢な東鉄工業が79円高の2680円と連日で年初来高値更新、トンネル等大型土木に強い熊谷組が18円高の293円、鹿島が8円高の459円と年初来高値更新、前田建設も38円高の828円と年初来高値更新、大林組も6円高の719円と値を上げています。
本日の新高値銘柄は、鹿島、前田建設、キューピー、中外薬、東邦鉛、日本コンベヤ、宮越HD、富士通、藤森工、ピジョン、JR東日本、カナモト・・
・等々です。