７月の景気判断を引き上げ 半年ぶり、増税影響和らぐ

[arama-さん]

 

　政府は１７日発表した７月の月例経済報告で、景気の基調判断を引き上げた。上方修正は１月以来、半年ぶり。家電販売などの個人消費が持ち直し、景況感が改善していることも踏まえて「緩やかな回復基調が続いており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動も和らぎつつある」との判断を示した。

　甘利明経済再生担当相が１７日の関係閣僚会議に提出した。６月は「駆け込み需要の反動により、このところ弱い動きもみられる」としたが、増税の影響は薄れつつあるとみている。ただ、企業の設備投資の判断は１年７カ月ぶりに下方修正するなど、個別項目では回復にばらつきが出ている。