日経情報

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日経平均は続落。根強い押し目買いが下支えとなるも外部環境の悪化が相場の重荷に。
11日の東京株式市場の日経平均は続落。前日比52円43銭安の1万5164円04銭となりました。

前場では、ポルトガルの金融不安をきっかけに前日の欧米株式相場が軒並み下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも運用リスクを回避する目的の売りが主力株を中心に先行しました。また、円相場が1ドル=101円台前半まで上昇したことも相場の重荷となり、下げ幅を114円まで拡大する場面もありました。ただ、前日までの4日続落を受け、売り一巡後は自律反発狙いの押し目買いが優勢となり、急速に下げ渋る展開となりました。

後場に入り、引き続き安い水準での推移が続きました。円相場の高止まりや外部環境の悪化が重荷となり、海外投資家などによるリスク回避の売りが続きました。一方では、自律反発を狙った押し目買い意欲や公的資金による買いの思惑は強く、朝方の安値を下回る動きは出ませんでした。業種別では世界景気の減速懸念を映して海運や鉄鋼株が軟調な半面、空運、医薬品、情報通信など内需株の一角が高く、主力株の中にも強含む銘柄がみられました。

後場中ごろになると、手掛かり材料難の中、円相場の強含みや株価指数先物売りを交え、再び下げ幅を100円超に拡大。その後は、買い戻しや押し目買いにより切り返しましたが、戻りは限定的となりました。新規の手掛かり材料に乏しく、週末事情から、手控え気分が強まり、小安い水準で東京株式市場は大引けを迎えました。

◆日経平均:1万5164円04銭(前日比-52円43銭)
◆東証1部売買代金:1兆8489億円
◆東証1部出来高:21億2738万株

◆値上り銘柄数:550銘柄
◆値下り銘柄数:1140銘柄
◆変わらず:125銘柄
◆年初来高値銘柄数:57銘柄
◆年初来安値銘柄数:12銘柄

◆TOPIX:1,255.19 -4.06〔-0.32%〕
◆東証2部指数3,785.65 -6.46〔-0.17%〕
14時6分現在のアジア各国の株式市場 シンガポールは堅調な動き
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