日経情報

ヒロろんさん
27日の東京株式市場の日経平均は反落。前日比213円49銭安の1万5095円00銭となりました。

寄付きでは、前日の米国株式市場で米景気の先行き不透明感が意識され、NYダウが反落したことや、円相場の強含みが嫌気され、また、相場の連日の上昇基調で過熱感を警戒した利益確定売りが優勢となりました。ただ、下値では年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革への期待感などから根強い買い戻しも出て、下げ幅を縮める場面もありました。

その後は安値圏での小動きとなりました。前日の米株安に加え、円相場が強含んでいることを嫌気した売りが引き続き出たほか、週末要因もあり様子見姿勢も広がりました。取引時間前に相次いで発表された主要経済指標への反応は限定的となりましたが、下値では押し目買いが入り相場の下支えとなりました。

後場寄りでは、昼休み時間から後場の取引開始直後に、先物にまとまった売りが出たことから、現物株を押し下げました。月末と四半期末が重なったことによるポジション調整の売りや、アジア市場が軟調に推移したことにより、投資家心理を冷やす展開に。また、値がさ株を中心に売りが広がり、ほぼ全面安の展開となりました。

後場中ごろになると、投資家の押し目買い意欲は根強く下げ幅を縮小、心理的節目である1万5000円を割らずに踏みとどまりました。ただ、その後は米国株の下落や円高進行を嫌気した売りが引き続き先行し、週末要因もあり買いの勢いは鈍く、下値を探る展開となり、東京株式市場は大引けを迎えました。


◆日経平均:1万5095円00銭(前日比-213円49銭)
◆東証1部売買代金:2兆985億円
◆東証1部出来高:25億1184万株

◆値上り銘柄数:377銘柄
◆値下り銘柄数:1335銘柄
◆変わらず:103銘柄

◆年初来高値銘柄数:215銘柄
◆年初来安値銘柄数:9銘柄

◆TOPIX:1,253.15ポイント(同-10.28ポイント)
◆JASDAQ平均:2,134.41円(同-20.82円)
◆マザーズ指数:881.76ポイント(同-33.27ポイント)
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