24日の東京株式市場の日経平均は小幅続伸。前日比6円96銭高となる1万5376円24銭で本日の取引を終えました。
前日の米国株市場でダウとS&Pが7日ぶりに小幅ながら反落したことを受け、利益確定売りが先行しました。騰落レシオなどのテクニカル指標が一段と過熱を示していることも警戒されました。
政府はきょう、経済財政運営の基本指針「骨太の方針」と改定成長戦略を閣議決定する見通しとなっておりますが、相場には織り込み済みとみられている様子。
昨年6月の成長戦略発表後に日経平均が500円超下落した経緯もあり、材料出尽くしへの警戒感から上値は買い上がりにくい展開となりました。
しかし利益確定売り一巡後も戻りは鈍く、次の買い材料が9月中間決算や秋の臨時国会に先送りとなるため国内要因で上値は買いにくい状態が継続しました。
後場入りの日経平均は後場プラスに転換。先物にややまとまった買いが入ったほか、食品、医薬品、小売りなど内需系銘柄の上昇が目立ちました。新成長戦略の発表を前に買い戻す動きが伺えました。
その後も日経平均はしっかり。スピード調整の範囲内で、大きく値幅調整するとみる市場関係者は少く、押し目買い需要は根強く、底堅い地合いを維持して後場大引けとなりました。
◆日経平均:1万5376円24銭(前日比+6円96銭)
◆東証1部売買代金:1兆8650億円
◆東証1部出来高:20億1359万株
◆値上り銘柄数:1127銘柄
◆値下り銘柄数:529銘柄
◆変わらず:159銘柄
◆年初来高値銘柄数:214銘柄
◆年初来安値銘柄数:4銘柄
◆TOPIX:1,268.50ポイント(同+1.02ポイント)
◆JASDAQ平均:2,176.27円(同+8.61円)
◆マザーズ指数:938.72ポイント(同+12.54ポイント)