日経情報

ヒロろんさん
23日の東京株式市場の日経平均は小反発。前日比19円86銭高の1万5369円28銭となりました。

寄付きでは、前日のNYダウが過去最高高値を更新したことが好感され、リスク選好ムードが高まり、朝方のGLOBEX(シカゴ先物取引システム)で日経平均先物9月物が上昇したことで買い先行となりました。また、外国為替市場で円相場がやや円安方向へ推移していることも追い風となりました。世界的な金融緩和を背景に、資金が米国株に向かうとの見方が相場の支えとなりましたが、イラクやウクライナ情勢の悪化懸念で利益確定売りが出て、上値を抑えました。

前場中ごろになると、前週末に比べやや円安・ドル高水準で推移していることが投資家の買い意欲を支えている半面、東証1部の騰落レシオが150%を超えていることから上値では利益確定売りが出て、やや伸び悩む展開となりました。また、6月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表待ちによる様子見姿勢も強まり、朝方から上げ幅を縮めました。その後、10時45分に発表された6月の中国PMI速報値が好不況の分かれ目とされる50を上回ったため、中国の景気減速懸念が後退し、再び上げ幅を広げる展開となりました。

後場に入ると、今週中に発表が予定されている政府の新たな成長戦略を控えて様子見姿勢が強まり、利益確定売りが優勢となったことで、小幅に下げに転じる場面がありました。また、昼休み時間中に先物に小口の売りが出たことも売り要因となりました。ただ、先高感は根強く、下値では押し目買いの動きも出ており、相場の下支えとなりました。

後場中ごろに入り、下げ幅をやや拡大する場面がありました。午前に心理的節目である1万5500円に近づき、5ヵ月ぶりの高値水準ということもあり、利益確定売りが出たことから前日終値近辺で小動きとなりました。引き続き成長戦略に対する様子見姿勢が続くものの、押し目買いにより底堅い値動きが続き、東京株式市場は大引けを迎えました。


◆日経平均:1万5369円28銭(前日比+19円86銭)
◆東証1部売買代金:1兆8216億円
◆東証1部出来高:19億6016万株

◆値上り銘柄数:929銘柄
◆値下り銘柄数:715銘柄
◆変わらず:171銘柄

◆年初来高値銘柄数:214銘柄
◆年初来安値銘柄数:2銘柄

◆TOPIX:1,267.48ポイント(同-1.44ポイント)
◆JASDAQ平均:2,167.66円(同+8.49円)
◆マザーズ指数:926.18ポイント(同+13.68ポイント)
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