日経情報

ヒロろんさん
19日の東京株式市場の日経平均は大幅に3日続伸。前日比245円36銭高の1万5361円16銭となりました。

米市場で、米連邦準備理事会(FRB)が緩和的な金融政策を長期に渡って続けるとの見方が強まり、米株式市場が上昇。この流れを受け、寄付きでは値がさ株に買いが先行し、小幅に上昇しました。ただ、FOMCの結果を受け、米長期金利は2.5%台後半に低下し、日米の金利差が縮小するとの見方から円高・ドル安が進んだことが相場の重荷となり、上値を追う動きは限定的となりました。しかし、その後は日経平均先物にまとまった買い注文が入り、先物主導で値がさ株を中心に買いが先行。これといった買い材料は見当たらないものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)が無難に終わったことで、これまで様子見姿勢を続けていた投資家が改めて日本株の割安さに着目した買いを入れたものと推察されます。

前場中ごろになると、上げ幅を200円超に拡大。朝方からの流れを受け、FOMC会合後の米株高を背景に買い安心感が高まり買いが先行、主力株を中心に買いが入りました。また、その後は短期的な利益を狙う投資家からの株価指数先物への買いも巻き込んで、上げ幅を急速に拡大し、引けにかけて上げ幅を広げる格好で前場を終えました。


後場に入ると更に上げ幅を拡大、高値圏での揉み合いとなりました。引き続きFOMCを波乱なく終えた安心感が相場の下支えとなった一方、新たな取引材料に欠いたほか、前場の上昇を受け利益確定目的の売りが上値を抑える展開となりました。また、アジア株は総じて軟調な推移となりましたが、米景気の回復期待が高まる中、東京市場への反応は限定的となりました。

後場中ごろでは、中小型株からの資金シフトなどで出遅れ主力大型株が強含みとなりました。下値の堅い展開が続く中、一段と買い進むには材料不足であり、また、利益確定の売りや円がやや強含んでいることが相場の重荷となり、高値圏での小動きとなり、東京株式市場は大引けを迎えました。


◆日経平均:1万5361円16銭(前日比+245円36銭)
◆東証1部売買代金:2兆4853億円
◆東証1部出来高:27億7669万株

◆値上り銘柄数:1371銘柄
◆値下り銘柄数:349銘柄
◆変わらず:94銘柄

◆年初来高値銘柄数:275銘柄
◆年初来安値銘柄数:6銘柄

◆TOPIX:1,269.04ポイント(同+19.89ポイント)
◆JASDAQ平均:2,175.66円(同-2.10円)
◆マザーズ指数:929.58ポイント(同+4.29ポイント)
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