日経情報

ヒロろんさん
16日の東京株式市場の日経平均は反落。前日比164円55銭安の1万4933円29銭となりました。

寄付きでは、前週末に大幅上昇した反動を受け、利益確定売りが先行となりました。また、前週末のNYダウが自律反発狙いの買いやイラク情勢の地政学リスクがやや後退したことを好感した買いが入り、3日ぶりに反発。米株の上昇が投資家リスクを下支えしているものの、底堅さを維持しながらも利益確定売りに押される展開となりました。また、短期的な相場の過熱感から買いに慎重な投資家も増える格好となりました。また、日経平均先物に売りが先行し、先物主導で値がさ株を中心に暫定取引に絡んだ売りが先行しました。

前場中ごろになると、更に下げ幅を拡大。前週末に大幅上昇した反動で、引き続き売りが優勢となりました。また、イラク情勢への懸念など地政学リスクが燻る中で、主力株を中心に戻り待ち売り優勢の展開となりました。上昇相場で過熱感が残る中、積極的に上値を追う買い材料にも乏しいことも売りの要因となりました。ただ、1万5000円台の節目は維持しており、底堅い推移となりました。

その後、後場に入ると徐々に先物に売りが膨らみ、それに伴い値がさ株を中心に下げ幅を広げました。外国為替市場で円相場が円高方向へ傾くと先物の売りが出やすく、売買高が少ないなか先物の動きに左右される展開が続きました。また、13日に政府の成長戦略の骨格が明らかになったことで、当面の手掛かりが出尽くしたとして様子見姿勢が強くなりました。

後場中ごろになると、手掛かり難から日経平均先物に断続的な売りが出て、一段安となりました。イラク情勢への警戒感など地政学的リスク回避などで為替相場が円高に振れており、外部環境の不透明感の強さや一段の上値を追いづらい状況から、1万5000円ラインを下割る格好で、東京株式市場は大引けを迎えました。


◆日経平均:1万4933円29銭(前日比-164円55銭)
◆東証1部売買代金:1兆6370億円
◆東証1部出来高:18億2228万株

◆値上り銘柄数:518銘柄
◆値下り銘柄数:1147銘柄
◆変わらず:149銘柄

◆年初来高値銘柄数:199銘柄
◆年初来安値銘柄数:10銘柄

◆TOPIX:1,234.68ポイント(同-9.29ポイント)
◆JASDAQ平均:2,147.08円(同+3.93円)
◆マザーズ指数:894.65ポイント(同+15.25ポイント)
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