法人減税されてもあまり意味がない。
法人減税でも、消費が弱く利益が上がりにくい国には、外資は入ってこない。
消費増税とセットの法人減税は効果低し、である。
加えて、安倍政権では弱い金融緩和を、景気対策・成長政策名目のバラマキで補完して、緩やかな景気回復の持続を目指している。
このため、歳出は肥大化し、財政は悪化したたままなので、全体的には税率アップが必要になり、消費「増税」は法人「減税」を上回る規模になる(これは公的部門経由の資金循環シェア増大を意味し、潜在成長率下押し要因になる)。
この点からも法人減税の効果は減殺される。
なんで、日本企業が法人減税を喜んでるのか分かりません、、、消費増税も企業収益に跳ね返るのだから、トータルでは企業収益抑制的なんですよ!
しかも、税制だから恒久的であり、恒久的な企業収益下押し圧力(競争力低下圧力)になるんですから!!
法人減税を喜ぶ経営者は、バラマキ拡大で喜ぶ有権者と同じくらいアホである。 完全に官僚に手玉に取られてます。。。。(--;
(補足) 安倍政権は、10年かけて実質2%成長を目指すと言ってるが、これはもの凄く緩やかな景気回復を目指すと言ってるのと同じ。 成長率の回復を抑制すると言ってるのと同じ。 なぜなら、2%は日本の3倍の経済規模の米国と同程度の成長率に過ぎず、人口の自然減による経済成長下押し効果は軽微だから。 普通に考えれば3%、4%の成長を目指すべきで、それを目指すなら、バラマキ・増税は指向しない。
それでも、安倍政権は、国民益に激烈逆噴射だった民主党政権、左翼政権よりはマシではある。 安倍氏、自民党がエセ愛国者とすれば、民主党など左翼政党はエセですらなく、明確に反日。 やってることからすればそう評価できる。
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官僚が国民益をまじめに考えてくれると思うのはあまりにお馬鹿。
官界は、企業が利益追求でしのぎを削るのと同様、日々、省益追求でしのぎを削ってる。
まず、考えるのは省益で、国民益は見てない。 そうでなければ省益追求競争に敗れる。
で、企業の「持続的」利益追求は良い製品・サービスを生み、国民益増大となるが、官僚の省益追求は増税・バラマキ拡大となり、公的部門への資金集中・資産集中となって経済を衰退させる。 国民益マイナスで持続性がない。
国民がバラマキ拡大を喜び、政治家がバラマキ拡大をやってくれる官僚に政治を丸投げすると、国民益マイナスの流れは止められない。
「官僚主導」政治は常に国民益にマイナス(社会主義も軍政も官僚主導政治)になるのだから、官僚はお上でなく、国民、国民が選んだ政治家の忠実な下僕であるべきなんです。。。(それが官界の「持続的」利益にもなる)
そうしたくない官僚は、官界にいず、市場原理(選挙)にもまれる政治家になるべき。
(補足) バラマキの元手は税金なのだから、ばら撒くくらいなら減税しろ、と国民は言うべきなんです。。。接待する金があるならもっとまけろ、と言うべきなのと同様に。 その金で、自分の「自由に」遊んだ方が良いでしょう? 元々、自分が払った金なんだし、、。 接待はしてもされるな、、これは商売の鉄則であるし、有権者としても重要なルールである。
(接待拒否、金返せ行動を「個人的に」やると、それはキックバック、背任行為、犯罪です(--; 新聞への税率軽減はこれに近いかな。 だから、国民益背任報道になるのかも。 購読料をもらっておいて、国民益相反の論説を振りまき、国民を欺くのかも )
(補足) お上が常に下々のことをまじめに考えてくれると思うのは、時代劇の見すぎ。 それは大部分、フィクションに過ぎない。 実際、江戸時代のお上は、下々のことを考えてなかったことがほとんどで、ほぼ常にそうだった。 だから平均ゼロ成長が250年も続き、明治維新に至った。
ゆえに、明治・大正時代には、江戸時代は忌むべき時代、忘れるべき時代だった。 近年、江戸時代の実像が忘れ去られ、フィクションが独り歩きし、江戸時代崇拝みたくなっているのは愚かなことです。 福沢諭吉が言ってるように、大部分の国民にとって、その実像は親の仇的な時代(役人、高級官僚がやりたい放題)だったのです。
(補足) 日本で一番、生産性の低い職業は間違いなくキャリア官僚である。 官僚丸投げ政治が極まった1990以降、日本のGDPはほぼ横ばいである(税金から高給を取ってるのに、国民益マイナス方向の成果を着実に出し続けている)。 なぜ、キャリア官僚をエリートと見なし、その輩出学校を一流大学と見なすのか理解不能である、、、しかも逆キレするし(ノーパンしゃぶしゃぶ事件以降、金融政策は劇的に抑制指向になった、、、景気下押し的、デフレ指向的、国民叩き的になった)。
俺達は政治家の言うとおりにやってるだけ、と言うかも知れないが、官僚が予算増大・バラマキ拡大競争をやるから、それに乗ってバラマキ政治家・チンピラ政治家が力を持つようになるわけで、結局は官僚自身の身から出たサビ。