10日の東京株式市場の日経平均は反落。前日比129円20銭低い1万4994円80銭となりました。
寄り付きの東京株式市場で日経平均は、小幅続伸で始まるものの、前日の米国株高を受けて買いが先行したにもかかわらず円相場に方向感がなく、株価を押し上げる材料が乏しいスタートとなりました。
その後は横ばい圏おにて堅調に推移。一時６０円高となったが、戻り売りや利益確定売りで前日終値近辺まで押され格好となりました。しかし前場引けを迎える直前に日経平均は下げに転じる形に。１万５０８０円付近で推移していたものの連日の市場過熱感により一服の警戒感も出てくる流れに。
後場寄りの日経平均は一段安、前場安値を下回り下げ幅は１００円を超える流れに。香港、上海などのアジア株は総じて堅調だが、強含みの円相場が引き続き嫌気した投資家も大勢。
その後も軟調な展開が続く形に。市場では「利益確定売りに押されている格好だが、この程度の下げにとどまっていれば底堅い」との声も出る中、強い流れは取り戻せず下げ幅120円で反落する形で大引けを迎えました。新興株式市場も軟調で日経ジャスダック指数は１４営業日ぶりに反落、東証マザーズ指数も３日ぶりに反落する形で取引を終えました。
◆日経平均：1万4994円80銭(前日比-129円20銭)
◆東証1部売買代金：1兆7289億円
◆東証1部出来高：19億8003万株
◆値上り銘柄数：599銘柄
◆値下り銘柄数：1,062銘柄
◆変わらず：151銘柄
◆年初来高値銘柄数：131銘柄
◆年初来安値銘柄数：5銘柄
◆TOPIX：1,228.73ポイント(同-6.05ポイント)
◆JASDAQ平均：2,087.86円(同-5.51円)
◆マザーズ指数：828.79ポイント(同-18.37ポイント)
