日経情報

ヒロろんさん
9日の東京株式市場の日経平均は反発。前日比46円76銭高の1万5124円0銭となりました。

外国為替市場で円相場が、前週末に比べ円安・ドル高水準で推移していることが好感され、輸出関連を中心に買い先行となりました。また、寄付き直後には1万5200円台に乗せる場面もありました。ただ、取引時間中でほぼ3カ月ぶりの高値圏に達したものの、一部の投資指標は短期的な過熱感を示しており、13日に株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)の算出を控えていることから、高値圏では利益確定の売りも出て、上値の重い展開となりました。また、寄付き前に発表された1~3月期の国内総生産(GDP)改定値が市場予想に反して速報値から上方修正されましたが、相場への反応は限定的となりました。

前場中ごろに入ると、上げ幅縮小となりました。目先の利益確定目的の売りにより、買い一巡後は伸び悩む展開に。一部の投資指標が過熱感を示していることから利食い売りが出ましたが、個人の投資意欲が旺盛で、相場全体の上昇基調は変わらず、その後再び上げ幅を広げました。

後場に入り、高値圏での揉み合いに。アジア株相場が総じて堅調なほか、円安・ドル高基調が続いていることが好感され、買い先行となりました。ただ、株式相場の急上昇に対する警戒感から、上値では引き続き利益確定売りが出て、やや伸び悩む展開となりました。また、取引終了後には内閣府により5月の景気ウォッチャーの発表を控えており、消費増税後の景況感を見極めたい投資家の間では手控えムードとなりました。

後場中ごろに入ると、円の対ドル相場が下げ渋ったほか、朝方からの利食い売りにより上値を抑えられる格好に。ただ、下値では押し目買いが入り、下げ幅は限定的となるなど下値の堅い展開となりました。また、10日以降は国内外の経済指標が発表されるほか、日銀の金融政策決定会合が予定されていることから様子見ムードも広がり、朝方からやや上げ幅を縮める格好で、東京株式市場は大引けを迎えました。


◆日経平均:1万5124円0銭(前日比+46円76銭)
◆東証1部売買代金:1兆5672億円
◆東証1部出来高:17億2738万株

◆値上り銘柄数:922銘柄
◆値下り銘柄数:708銘柄
◆変わらず:181銘柄

◆年初来高値銘柄数:179銘柄
◆年初来安値銘柄数:6銘柄

◆TOPIX:1,234.78ポイント(同+0.21ポイント)
◆JASDAQ平均:2,093.37円(同+20.11円)
◆マザーズ指数:847.16ポイント(同+14.93ポイント)
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