日経情報

ヒロろんさん
6日の東京株式市場の日経平均は小反落。前日比2円13銭安の1万5077円24銭となりました。

寄付きでは、前日の米株式市場で主な指数が過去最高値を更新したことや、欧州中央銀行(ECB)による追加の金融緩和決定を受け、幅広い銘柄で買い先行となりました。また、安倍晋三首相が年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)
の資産運用見直しを前倒しするよう指示したと報じたことも好感され、支援材料となりました。ただ、円相場が前日と比べて若干円高・ドル安水準で推移しているほか、日本時間6日夜の米雇用統計の発表を控えた様子見姿勢も強まり、寄付き後は上げ幅縮小となりました。

前場中ごろになると、上げ幅を更に縮小。伸び悩みながら、小幅に下げに転じました。朝方の買いが一巡すると、当面の利益を確定する目的の売りなどが上値を抑える格好となりました。また、前日までの日経平均が1000円あまり上昇したことから、短期的な過熱に対する警戒感も強まりました。また、朝方に比べやや円高方向へ推移していることも重荷となったことや、週末要因に加え、米雇用統計の発表を控えた様子見姿勢により買いは限定的となりました。

後場に入り、引き続きマイナス圏での推移となりました。後場寄り直後に先物に小口の売りが出た影響で、日経平均も上値を抑えられる格好となりました。また、引き続き朝方からの様子見姿勢や円高が進んでいることから積極的な買いが入りづらく、買い一巡後の利益確定売りに押される格好に。ただ、下値では買いに入る動きもあり、底堅い展開となりました。

後場中ごろには、前日終値を挟んでの小動きとなりましたが、年金の資産運用の見直しやECBの追加金融緩和を背景にした先高観は根強く、底堅い動きとなりました。欧米主要株価の上昇基調など追い風は少なくないものの、最近の急ピッチの株高を受けて上値は追いにくい展開となり、東京株式市場は大引けを迎えました。


◆日経平均:1万5077円24銭(前日比-2円13銭)
◆東証1部売買代金:1兆8976億円
◆東証1部出来高:21億409万株

◆値上り銘柄数:1110銘柄
◆値下り銘柄数:538銘柄
◆変わらず:163銘柄

◆年初来高値銘柄数:133銘柄
◆年初来安値銘柄数:6銘柄

◆TOPIX:1,234.57ポイント(同+1.82ポイント)
◆JASDAQ平均:2,073.26円(同+21.28円)
◆マザーズ指数:832.23ポイント(同+11.84ポイント)
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