日経情報

ヒロろんさん
4日の東京株式市場の日経平均は小幅続伸。前日比33円71銭高の1万5067円96銭となりました。

寄付きでは、前日の米株価が下落したものの、外国為替市場で円相場がやや円安方向へ推移したことが好感され、輸出関連を中心に買い優勢となり、前日比20円程上げて反発しました。ただ、約2か月ぶりに1万5000円台を回復したこともあり利益確定の売りが出て、上値の重い展開となりました。その後、証券株や銀行株など相場の反発局面で買われていた銘柄に売りが目立ち、下げに転じる展開となりました。

前場中ごろになり、対ドル、対ユーロで円の弱含みを支えに投資家の買い意欲を支え、プラス圏へ浮上しましたが、短期的な過熱感などによる利食い売りで再びマイナス圏へ転じる場面も見られました。ただ、GPIFの日本株比率引き上げや法人減税への思惑が根強く、マイナス圏では押し目買いが優勢となり、底堅い展開に。その後引けにかけて下げ幅を縮めるものの、前日比僅かにマイナスとなりました。

後場に入ると強含み、やや上げ幅を広げました。前引け間際に下げ渋ったことで買い安心感が広がり、昼休み時間中に日経平均先物に断続的な買いが入ったことから、先物主導で再び上昇に転じました。ただ、週内に欧州中央銀行(ECB)理事会や5月の米雇用統計の発表を控えて様子見姿勢が根強く、上値を追う展開とはなりませんでした。

後場中ごろにはやや下げ幅を広げる展開に。重要日程を前に引き続き様子姿勢が強く、利益確定の売り先行となりました。ただ、朝方から円相場が円安・ドル高で推移していることなどを好感した買いで輸出関連株の一角が買われ、相場の下支えとなりました。その後も底堅い動きが続き、引け間際にプラスに転じる格好で、東京株式市場は大引けを迎えました。


◆日経平均:1万5067円96銭(前日比+33円71銭)
◆東証1部売買代金:1兆9365億円
◆東証1部出来高:20億9860万株

◆値上り銘柄数:974銘柄
◆値下り銘柄数:656銘柄
◆変わらず:181銘柄

◆年初来高値銘柄数:130銘柄
◆年初来安値銘柄数:4銘柄

◆TOPIX:1,233.95ポイント(同+5.36ポイント)
◆JASDAQ平均:2,047.37円(同+5.14円)
◆マザーズ指数:823.39ポイント(同-6.63ポイント)
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