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ワタシは道路幅4mも無いくらいの山道を車で走っていた。
その薄暗い中に2匹の親子狐が突然ワタシの目の前に現れた。
ワタシは車の速度を時速10km以下に減速したが
狐の親子は慌てふためいて道路の左右に何度も走り回っていた。
その動きをワタシは60秒くらいじっと見守っておりましたが
ワタシは車を停車した。
そしたら突然小狐が車と同じ進行方向に走り出した。
それを見ていた親狐は、ぬいぐるみのような動きをする小狐の背中に”がぶり”とかぶりつき小狐の向きをワタシから見て左に変えた。
その瞬間に小狐は、左草むらの中へ一目散に逃げだし姿が見えなくなった。
親狐はどうしたかと言うと小狐を見据えてから道路脇でワタシをじっと見ていた。
その間ワタシと親狐は、40秒ほどずっと目を合わしていたが
親狐は感謝しているようであった。
インスピレーションで””親狐がワタシに車を停めて見守ってくれてありがとう。””と
思っているのがわかった。
無論ワタシも親子狐を車でひくなんて出来る訳も無くその場を後にした。
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