映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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窓明け上昇。雲に挑戦できるか

23日の日経平均は、14462.17(+124.38)。二つの窓を開けて上昇。日足は雲の下だが、基準線転換線を突破。パラボリックも上向きに転換した。MACDも上昇に転じた。雲のねじれがちょうど転換ポイントとなっており、一目均衡表の威力が示された形である。短期的には上を試す展開で二番底をつけそうな動きになってはいるが、まだ雲の下限14550にも届かずに押し戻されており、確かなことはいえない。今年に入ってから雲の上限でずっと頭を抑えられており、雲に突入し14634の雲の上限をこえられるかどうかが、短期的には一つのめどとなるであろうか。


一方週足はまだ雲の上に顔を出したに過ぎず、基準線15102はおろか転換線14524にもとどいていない。月足は雲の上、基準線の上は維持しているが、転換線14754はまだかなり上にあり、パラボリックも下向き。中長期的には陽転して反転攻勢にでるにはまだ時間がかかりそうである。


為替は101.96.円安に多少戻しているといっても日足はまだ基準線101.90近辺で雲の下。週足は雲の上ではあるが基準線の下、転換線の下。こちらも日足の雲の下限102.43、上限102.65を超えてこないと短期的にも円安トレンドへの転換とは言いにくいところだ。


アメリカは住宅販売も好調のようで、信頼感指数などの指標をみるかぎり、米景気の回復は続いていると思われるのだが、米国債の金利は今年に入って低迷しており、これが円高への動きの背景となっている。アメリカ株が高値圏にあって警戒感があり、一方ウクライナ、タイ、中国と世界的な地政学的なリスクの高まりもあって、投資家にリスクオフの雰囲気がただよっているのであろうか。アメリカで良い金利上昇が始まり、日本については、第三の矢がきちんと姿を現し、消費税の影響が軽微であることが明瞭にならないとなかなか本格的な反転は期待しにくいのかもしれない。
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