来週、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合がある。
金利を低く抑えることで、景気や物価に対する刺激効果を期待する一方で、長期金利が何かのきっかけで急騰すれば、経済・物価にとって大きなリスク要因になりかねない。動かぬ長期金利と先々の急激な変動に対する懸念は、日銀のジレンマの表れでもあると言う。
このジレンマ=悩みは投資家の悩みにつながる。ストラドルを売るかそれとも買うか?
差し当たり、長期金利の動きを観測しておくのが良いかもしれない。慌てず、焦らず。
注)ストラドルの売りとは、オプション取引において、限月、行使価格ともに同じコールとプットを同数量組み合わせて売るポジションのこと。相場が一定のボックス圏内で推移し、ボラティリティが低くなると見込まれる場合にとられる戦略。