昼下がりの吸血鬼

投財堂さん
投財堂さん
目が合ってしまった・・・



俺は必死で逃げた。

ダメだ、捕まる。

もう、逃げられないのか?



男 「血だ。血をくれ~~」

俺 「ヤダ!」

男 「ここまで来て何を言ってるんだ!早く血を寄越せ」



俺は、男・・・(もはや吸血鬼と言ってもいいだろう)のスキを突いて

もう一度逃げ出そうとした。

吸血鬼のキバが俺の首筋に・・・



ああ~~、もうダメだ~~~



薄れ行く意識の中で、吸血鬼の声が聞こえた。



吸血鬼 「○○さん、○○さん、大丈夫ですかぁ?」



俺 「はっ!?」



吸血鬼 「判りました。じゃあ、血液検査は次回でいいですよ。」



俺 「・・・」



医者 「そう。もう、前回の血液検査から半年経ってますからね、4月には血液検査やると約束したじゃないですか。逃げないで下さいよ、もう。」



こいつは、医者の名を借りた吸血鬼だ。

そうに違いない。

しかし、そんな事はおくびにも出さず、俺は再び破るであろう6月の血液検査の約束をして、病院を後にした。



以上 昼下がりの吸血鬼の話でございました。┏○))ペコ
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