映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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NYにひきずられて目先下をためす

昨日NYの終値は12828.68(‐199.48)と予想外の大幅な下げとなった。原油先物が129ドル台に乗せたのと、米卸売物価指数(PPI)のコア指数が上昇したことで大きく下落する結果となった。日足では転換線を大きく割り、MACDも下げ始めてしまった。日足レベルでは快調な上げに水がはいり、目先は調整入りで、下げを試す展開になりそうだ。問題は基準線12703を守れるかどうかだ。前回の5月9日の下げが基準線近辺の12715でとまっているが、5月最初の高値を抜けなかっただけに、前の安値を試そうとする動きになることが考えられる。週足でみると、結局ついに雲の下限をぬけず頭を打って下降を始めたかたちである。週足MACDははゼロラインの直前だが頭を丸めつつあり、週足RCIも天井圏。だがまだ週足の基準線12707は割っていないし、週足転換線は上昇中でまもなく基準線と交差する可能性が高い。月足も転換線12916をはさんでの攻防であるが、月足RCIはまだ上昇中。形からみるとまだ下げの力は強くないような気がする。だがいかんせん、原油のどうにも異常な高騰の影響がなかなか読めない。投機的な動きであるにせよ、どんどん原油が記録的な高値へとあがるようならば、インフレ懸念、金利上昇懸念が広がり、NYが支えを失って崩れる危険があることは、あまり可能性が高いとは思わないが、全く否定はできない。

為替は103.46と少し円高に動いているが、日足では基準線102.88のまだ上にある。もっとも日足のMACD、RCIともドル安円高方向へ動いているので、しばらくドル安円高へ戻す動きがあると思われる。週足でも基準線105.08をぬけられずに下降することになりそうだが、週足の転換線はしたから上昇し101.94にあり、日足基準線が割れれば、このあたりが下値の支持になるかもしれない。これもやはり月足などからみると前のような円高へふれるとはまだちょっと思えない。

そこで日経平均。予想外にもろくもどすんと下落してしまった。終値13926は日足転換線13966をわりこんだ水準だがまだ基準線13625の上。昨日も書いたが、遅行線が雲の上限にあたって跳ね返された形になっている。目先の下値探りで、基準線が守れるかどうかが焦点になる。週足ではきれいに基準線13899のところでとまった形になっているが、転換線が13411からあげつつあるので、下はそれほどやわではない気がする。とはいえ、月足でも雲の上限14022を突破できないでいる形であり、いろいろな節目が集まっているのでこの水準を上抜けるにはエネルギーが不足しているようだ。
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