人の脳の働きはまだまだ、未知なことばかりである。ついこの間、NHKで、超常現象の番組があった。録画して見ると、ノーベル賞受賞者のメンバー数人が、この未知の分野に挑んでいる。ジョセフソン素子で、ノーベル賞をもらったジョセフソン氏などがいる。人の考えは他人に伝わるかなどという内容である。
乱数発生装置は、外部からの刺激に対して,乱れないはずであるが、7万人とかの大勢の人の集団の中では、乱れが生ずることを測定した。これはこういうことらしい。人間の体は細分化してゆくと、量子(素粒子)まで細かくなる。人の量子と乱数発生装置の量子が同期したものではないかと。人の脳からは脳波が出ている。ここでは、脳波とは表現していないが、大勢の人から出る何かが、その量子の動きが、そのパワーが7万人くらいの集団では大きなパワーとなり、本来狂わないはずの、乱数発生装置に、ある方向に作用していると。
しかし、これはこう考えてみれば、似ている現象が、身近にあることがわかる。ラジオとかテレビである。放送局からの電波がラジオやテレビに同期(同調)して、聞こえたり、見えたりしているのである。これは、こういうことには使えないだろうか。例えば、トラウマで悩んでいる人の周囲で、7万人の人が一心に解決すると念じれば、そのトラウマは快方するのでは。しかし、これはこのような、恐ろしいことも生ずる。あるカルト集団の中では、洗脳されてしまうことなどである。これに似たようなことがある。1回のパワーは小さくても、繰り返し受けると同期する脳の働きである。例えば、北朝鮮では、連日「偉大な指導者」と放送している。国民は知らずのうちに、洗脳されて行く。あるいは、日本共産党の機関紙、「赤旗」の読者が洗脳(同調)されるのと同じである。