今回のウクライナ、ヤヌコービッチ前大統領失脚事件における正義はどこにあるのだろう。
ヤヌコービッチの豪邸を見ると、国の税金をはかなり横領していたか、もしくは公共事業団体との深い癒着が有ったことは事実でしょう。
国民の生活をないがしろにした責任を反政府側に取らされたとしたら、転覆行為は正義でしょうか。
一方、EU各国、ロシアそして反政府野党との会合で、憲法改正を含めた出直し案にサインをした翌日に、反政府側のクーデターまがいな国会占拠だとしたらどうだろう。
これは、平和を望むどこの大統領でも怒り心頭に達するでしょう。
特にロシア民族が1/3以上いることで、強い差別的恐怖感を感じた住民からの嘆願が有ればなおさら、
プーチンは立ち上がるだろうよ。
これも立派な正義でしょうね。
異民族の共存社会とは、大変難しい人類の課題なんです。
今回のプーチンの取ったクリミア編入決議は、クリミア自治体住民を差別恐怖から救ったばかりか、
年金は倍額、医療費は不要など社会保障はウクライナの比ではない。
しかもロシア側の手続きは、暫定政権樹立が憲法違反であるならば、国際法上問題はないようだ。
私見だが、ジャッジを下すなら、ロシア、プーチンに真の正義を与えたくなる。
世界の国民は果たしてどのような判断を下すのでしょうか。
そして、そのポイントは何で判断したらいいのかな。
株式投資をする投資家の判断がいつも正しいとは思わないが、それぞれの国家の市場動向で判断するのが公平かもしれない。
欧米とロシアの制裁合戦は、むなしい国家間アームレスリングのようなもの。
見せ物としては迫力があってハラハラするが、経済疲弊だけが残り建設的ではない。
ウクライナ国民の最大の望みは安心社会の再構築だろうから、
同時並行でもいから、民主的な国会運営を軸に、経済再生をバックアップするシステムに総力を挙げるべきでしょう。
本日、日本時間22時頃の海外市場は、
ロシア---2.3%下落
ユーロダウ---0.3%上昇
NYダウ24時---微増
SGX日経---1.45%上昇